ここ、ハンブルクは欧州でも有数のエンターテインメント・シティと言われています。世界的に名高いハンブルクバレエ団をはじめ、ミュージカルやオペラなど様々なエンターテイメントをハンブルクで楽しむことができます。
そんな数あるエンターテイメントの中から、今回はミュージカルについてご紹介したいと思います。ハンブルクには、小劇場から比較的大きな劇場まで合わせて約40もの劇場があります。その中で、ミュージカルを公演する劇場は6つ。1つの都市だけで6作品が上演されることはドイツでは珍しく、そのためハンブルクはミュージカルの中心地と言われているほどです。
実際、ミュージカルを楽しみにやって来る北欧人も多く、役者もドイツからだけでなく、近隣の国々から集められています。
現在上演されている主な演目は、「ライオンキング」、「Mamma Mia」。週末になると、当日券もないほどの人気です。
大人気の「Mamma Mia」が上演中
さて、ドイツ人のミュージカル観劇スタイルについて、少し触れましょう。まずは開演前。みなさん、それぞれ色々な事をしながら時間を過ごしています。ある人はパンフレットを熟読していたり、またある人は自分の座席を丹念にチェックしたり…。何と言っても一番多いのが、開演するギリギリまでロビーでアルコールを飲みながら談笑を楽しんでいる人たちです。また、観劇というと日本では女性ばかりということも、ままありますが、ここでは男性の姿が多いのも印象的です。そして上演中も、一曲終わるごとに惜しみない拍手を送っています。日本では、あまり見受けられないスタンディングオべーションも、こちらでは日常茶飯事です。毎回これだけお客さんの反応が良ければ、役者のみなさんもきっと嬉しいですよね。
最後に、ハンブルクの素敵な劇場を1つ紹介したいと思います。Theater im Hamburger Hafenです。文字通り港にある劇場なのですが、とてもお洒落でハンブルクならではの劇場です。また、この劇場に行くために、船がお出迎えしてくれます。
ハンブルク港のおしゃれな劇場
去年の夏から、交換留学生と してハンブルク大学で勉強中。日本では、東京の大学で政治学を学ぶ。学生ならではの視点で、ハンブルクのあれこれを紹介します。