子羊のあばら肉 Lamb Karree / Lamb Krone
春は子羊肉(ラム肉)が美味しい季節です。ラム肉は生後1年未満の羊肉のことで、柔らかくて低カロリー、さらに脂肪の燃焼を助けるカルニチンや鉄分、ビタミンB群を多く含む健康食材です。トルコ系スーパーなどでは、頭部から脳みそ、腎臓など、羊のありとあらゆる部位が販売されています。今回は、ラムラック、ラムチョップと呼ばれる、くせのない、調理しやすい骨付きあばら肉を使った料理をご紹介します。
ラムラックの香草焼き
ぐるりと端を繋ぐと王冠の形(写真上)に。これが別称「Lamb Krone」の由来です。
(4人分) | |
ラムラック |
約800g
|
にんにく | 3片 |
オリーブ油 | 大さじ2 |
塩・こしょう | 適量 |
ハーブ・ミックス「エルブ・ド・プロヴァンス(herbes de Provence)」 | 適量 |
好みの香草(ローズマリー、タイムなど) | 適量 |
1. | 骨と骨の間に切り込みを入れ、そこに塩・こしょう、細かく潰したにんにくを揉み込む。 |
---|---|
2. | オリーブ油を肉の表面に塗り、エルブ・ド・プロヴァンスをたっぷりとかけて2~3時間常温で寝かせる。 |
3. | フライパンを熱し、肉の表面に焼き目を付ける(両面各2~3分)。 |
4. | 好みの香草を肉に載せ、120度に温めたオーブンで1時間ほど焼くと、外はかりかりで香ばしく、中はバラ色の状態に。 |
5. | 大皿に盛って食卓で切り分け、好みのソースをかけていただく。 |
ラムチョップの照り焼きバルサミコソース
肋骨を1本1本切り分けて売られているラムチョップ。ステーキを焼く要領で。
(4人分) | |
ラムチョップ |
8本
|
塩・こしょう | 適量 |
1. | オーブンを90度に温めておく。 |
---|---|
2. | ラムチョップは調理の30分前に冷蔵庫から取り出し、塩・こしょうを揉み込んでおく。 |
3. | フライパンに油を薄く引いて熱し、肉を両面各2分程度、しっかり焼き目が付くまで焼く。 |
4. | 1. のオーブンに入れて10分弱(ミディアムレアの場合)休ませる。 |
5. | サラダや好みの付け合わせを載せた皿に4. のラムチョップを盛り、照り焼きバルサミコソース(作り方は後出)をかける。 |
ラム肉に合うソース
※焼いたラム肉から出た脂を大さじ1杯ほど混ぜると味がマイルドになり、肉との相性もさらに良くなります。
照り焼きバルサミコソース
バルサミコ | 100ml |
しょうゆ | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1 |
チキンコンソメ | 小さじ1 |
1. | 小鍋にバルサミコを入れ、半量くらいになるまで煮詰める。 |
---|---|
2. | しょうゆ、みりん、砂糖、チキンコンソメを入れて、弱火にかけながらよく混ぜ合わせる。 |
※焼いたラム肉から出た脂を大さじ1杯ほど混ぜると味がマイルドになり、肉との相性もさらに良くなります。
ハニーマスタードソース
ドイツではラム肉を食べるときの定番ソース。鶏肉やウサギ肉など、淡泊な肉料理にもよく合います。
粒マスタード | 大さじ2 |
蜂蜜 | 大さじ1 |
サワークリーム | 大さじ1 |
生クリーム | 75ml |
塩 | 適量 |
小鍋にすべての材料を入れ、混ぜ合わせながら少々煮詰めれば出来上がり。
< 前 | 次 > |
---|