©Erik Weiss Quelle:VIVA
「いつか東京でライブをやりたいって思った」からこの名前を付けたというマグデブルク出身のロックバンド“Tokio Hotel”。メンバーはビル&トムの一卵性双生児にその他2人……、いやいやゲオルクとグスタフの4人。
まだあどけなさの残る彼らが一著前に音楽してる当時のビデオ、見たことある人もいると思うけど、ビルは9歳で歌&作詞を始め、同じ顔のトムは6歳の時からギター少年。そこに同郷のゲオルクとグスタフが加わって、10歳かそこらで地元のライブハウスを舞台に大人顔負けのライブを敢行してたんだけど、ある日偶然そこに居合わせた大物プロデューサーに見初められて、気付いたらデビューしてたってわけ。
それが今では、世界を股にかけるスーパースター。テレビではちっちゃく見えるけど、ビルは身長が1.83mもあるんだって。ホントかそれ?とにかく、とっても大きくなった彼らは、お隣フランスでも「ボンジュール!」の一言で女の子たちの♥をキャッチ。サルコジ大統領からお声がかかり、7月14日の仏独立記念日にはエッフェル塔の下で特別ライブも敢行、マドモワゼルたちは、「ドイツ語ってクール!」とパリのゲーテ・インスティテュートに押しかけてるみたいだから、ドイツ大使もタジタジね。
そしてついに全米デビュー。さすがに大きく出過ぎじゃない(?)って当時思ったけど、恐れ入りました。学校嫌いのはずのビルはいつの間に覚えたのか超流暢なイングリッシュを操り、あっという間に全米チャートに躍り出ちゃった。先ごろにはMTVミュージック・アウォードでベスト・ライブバンドの栄冠に輝き、その前にはMTVビデオ・アウォードでもベスト新人バンドに選ばれてた。これまでどのドイツ人ロックスターも成し遂げることができなかった偉業を、あの若さで難なく成し遂げちゃったのよね。
「小さい頃、ハロウィーン・パーティーで吸血鬼の仮装をして真っ黒のマニキュア&アイシャドーを塗ってみたらすごく似合ってるって思った」のが理由というビルのあのライオン・ヘッド以外は、特になーんにも非の打ち所がない彼らだけど、1つだけ私がこっそり気になってること。それはえーっと名前なんだっけ、ああ、ゲオルクとグスタフが全くしゃべらないってこと。ライオン・ヘッドもいいけど、たまにはあの2人の声も聞かせてー!(リンダ)