目に見えるすべての景色が光り輝く夏は、開放感に溢れ、
自分自身を目いっぱい素敵に見せたい、健やかでありたいと 願う気持ちが高まるもの。
今年の夏を掛け替えのないものにしたいなら、その美意識をしっかり開花させましょう。
ヘア、メイク、ネイル、スパで外側を美しく、そしてフィットネスやマッサージで
内側からリフレッシュして、自信みなぎるキレイな身体をゲット!
今号は、自分磨きをサポートしてくれるスポットの情報が満載です。
(取材・文:林 康子 ヘアスタイル写真:Kervin
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爽やかにキメる!夏のヘアスタイル3選
動きのあるショートボブで
クールビューティーに
ダークトーンのカラーを使用し、クールでシャープ、大人っぽい女性をイメージしたショートボブ。片側をあえて数ミリ短くすることで、ややアシンメトリーな違和感を出しました。髪に動きが出にくい方は、毛先に少しパーマを掛けることをお勧めします。トップにレイヤーカットを、バックの襟足付近にグラデーションカットを施すことで、フラットになりがちな後頭部に丸みのある立体感を出します。
髪を乾かすときは、初めに根元を中心に風を送ります。風の方向は、常に後方から前方へ当てるようにします。分け目は、はっきり付かないように注意してください。少しドライなワックスを毛先のみに揉み込み、襟足は首に沿わせるようにすることで、後頭部の丸みを引き出します。日差しが強い夏は髪が傷みやすいので、週に1度程、自宅で集中トリートメントをすることをお勧めします。
アレンジ自由自在、
髪を軽やかに見せる
ゆるふわウェーブ
ふんわりとしたゆるく大きめのウェーブで、ロングヘアに軽やかさを出しています。バッサリ短く切るのはちょっと……という方のための夏スタイルです。カラーは、ツヤ感の出る暖色系に、それとは対照的なアッシュ系のものを混ぜて使うことで、やわらかく自然なイメージに。ゆるふわウェーブだから、多様なアレンジが可能。後ろ髪を内側に巻き込んでピンで留めれば、ボブ風スタイルの完成です。
ウェーブの掛かった髪を乾かすには、タオルドライをした後、自然乾燥でOK。髪がまだ 濡れているうちにワックスやムースをつけ、乾いたら揉み込むようにします。自分でウェーブを作るときは、カールの大きさが異なる2つのアイロンを使って巻くと、よりナチュラルな印象に仕上がります。夏の紫外線から髪を守るには、UVカット効果のあるヘアクリームなどのスタイリング剤がお勧めです。
風になびくやわらかボブで
かわいらしさアップ
「ルーズ」「無造作感」がこの夏のキーワード。ベースのパーマを生かしたボブで、髪 全体に、風になびいているような動きとやわらかさを出しています。見た目には重みがあっても、触ってみるとふわっと軽いスタイルなので、自宅でのスタイリングも楽々。赤みを抑えたカラーにすることで、色落ちしても上品にキマります。骨格に合わせたノンセニングカットで、髪が傷まないスタイルを提案します。
生き生きとしたキレイな髪を保つには、日頃のホームケアが欠かせません。髪を乾かす前にオイルをつけるなどして潤いを与え、常に良好な状態に保っていれば、フェミニンでかわいらしいスタイリングが叶います。最近では、特に髪に栄養を行き渡らせ、傷みにくくするアルガンオイルを使った商品も人気です。その他、カラーを長持ちさせるために、帽子を被るなどの紫外線対策もお忘れなく。
ヘアサロン hair make CHIKAの
圓谷静香さんにうかがいました。
お勧めのスキンケア・アイテムは?
アルガンオイル
化粧水をつけた後に、アルガンオイルを塗ると良いですよ。ビタミンEを多く含み、アンチエイジング効果があるので、乾燥対策にはこれ1本でバッチリです。顔だけでなく全身に使えます。アルガンオイルはビオのお店などで、日本よりも安価で手に入ります。
また、特に夏は肌を冷やして引き締めることも必要です。肌の温度が上がると、シミやたるみが出やすくなります。そこでお役立ちなのが炭酸水。市販の炭酸水を冷蔵庫で冷やし、洗顔に使ってみてください。火照った肌をクールダウンさせてくれます。
その他、普段の肌のお手入れ、リフレッシュのほか、日焼けのアフターケアにも効果的なのがローズウォーター。天然成分を使っているので、お子さんも安心して使用できますし、女性のホルモンバランスを整える効果もあります。
左写真)
オーガニックコスメブランドMaienfelserのローズウォーターは、
「デメター(Demeter)」認証付き。
お問い合わせは
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まで
夏のメイクで気を付けるべきポイントは?
夏は日焼け防止のためにと、リキッドファンデーションを厚く塗りがちですが、絶対に厚塗りをしてはダメ! この季節は、汗と乾燥によって肌がいつもより余計に皮脂を出そうとします。そこで厚塗りをすると、化粧崩れしやすくなってしまうのです。夕方、くすみで肌がドロドロになってしまったという経験はありませんか? ベースメイクは、肌に軽く叩き込むようにつけ、残りを顔の中心から素早く顔の外に向けて伸ばすようにしてください。
素肌感を出すのに最適なメイク商品は?
BBクリーム
俄然お勧めなのがBBクリーム。ファンデーションクリームや日焼け止めなどの機能を有する優れものです。朝、洗顔の後にしっかりと化粧水をつけ、日焼け止めを塗ったらBBクリームをつけます。そして一度ティッシュで押さえて余分な油分を取り、パウダリーファンデーションを塗ります。最近は、UVカット効果のあるものも出ていますよ。そして、最後にミスト化粧水を軽く吹きかければ、素肌っぽいベースメイクの完成です!
ベースメイクでは、年齢と共に出てくるシミなどをカバーするのではなく、むしろそれを含めた自分の肌を生かすことが大事です。明るめのBBクリームを顔の中心、頬の辺りに叩き込み、その残りをぐっと外側へ伸ばすようにつけると、自然な仕上がりになります。顔全体にしっかり塗り込むと、かえって不自然になってしまいますよ。
今、どんなメイクが流行っていますか?
マットなリップが流行っていますね。コンシーラーで唇の黒ずみなどを消した後、マットな色の口紅を塗ります。マット感が強過ぎる(ツヤがない)と感じるのであれば、上から少しグロスを塗ればOK。大事なのは、メイクのポイントを1つに絞ることです。例えば流行りの太眉を作るなら、アイブロウとマスカラのみ、という具合に。また、頬の色を引き出すための土台チークも大切です。
ネイルサロンFuUMaの
オスブルグ里奈さんにうかがいました。
今の季節に多い爪のトラブルは?
日本だと「乾燥=冬」というイメージがありますが、ドイツでは夏の方が乾燥しています。加えて紫外線も強いので、肌がそれらの刺激を受けるのと同時に、爪へのダメージも大きくなりがち。乾燥による二枚爪や、少し伸ばしただけで爪が折れてしまうといったトラブルをよく聞きます。
トラブルを回避するためのケアについて教えてください。
ネイルオイル。
気付いたときに、
こまめにケアすることが大事
ネイルケアというと、ハンドクリームを塗ったり、家事をする際にグローブをしたり……という方法を思い付く方が多いと思います。もちろん、それらも大事なことなのですが、唇にリップクリームを塗るのと同じように、爪には専用のネイルオイルを使うことが有効です。これを爪の周りにきちんと塗布することで乾燥を予防でき、健康な地爪が保たれます。ネイルオイルはドラッグストアなどで手に入るので、ポーチに入れて持ち歩き、気付いたときに塗りましょう。選ぶ際のポイントは、ホホバオイルやアーモンドオイルなど、天然成分が多く含まれているかどうかを確認すること。天然成分は浸透率が良く、肌へのリスクも少ないですから。
爪に色を塗らない場合でも、ささくれの処理など、可能なケアをした方が良いと思います。ささくれも、放置しておくと硬くなってしまい、結果的に健康な爪が生える妨げとなりますからね。爪の根元が硬くなっていると、爪に溝ができて線が入ったり、形が悪くなってしまいがちです。健康な爪を生やすには、爪の根元のキューティクル部分を大切にする必要があります。
その他、体の内側から行うケアとして、栄養バランスの取れた食事が大切です。爪は体の先端なので、栄養が行き渡るのも最後。特にビタミンを多く摂ることを心掛けましょう。ネイルをキレイにすることは、女子力アップに最も効果的です!
この夏、お勧めのネイル・デザインは?
夏の定番はターコイズブルーですね。また、白と黒やブルーを組み合わせたマリーン系のボーダーも多いです。今年は特に、貝殻を埋め込むシェルネイルや、グラデーションにして爪の根元をクリアにする涼しげなデザインが人気です。様々な色を使ってカラフルにしたり、ラメを使って光を取り入れたりと、明るくすることで夏っぽさが出ると思います。
サロンできれいに仕上げたネイルを長持ちさせるには?
サロンで地爪の上に直接塗ったジェルネイルは、通常3週間~1カ月程度持ちます。ただ、生活スタイルによっては持ちが悪くなってしまうことも。例えば水仕事が多い方や、1日中パソコンのキーボードを打っている方などの場合、どうしても爪の先端へのダメージが大きくなり、ネイルが剥がれやすくなってしまいます。そのような方は週に1回程度、ジェルネイルの上からマニキュアのトップコートを塗ると、持ちが良くなります。