19 Mai 2017 Nr.1050
今号では美容に関する特集にドイツの恋愛事情を紹介した書評にと、改めて女子力について考えさせられました。日々、日本とドイツの美に関する意識の違いを感じている次第です。日本で暮らしていた際には化粧品など外側からの美にお金を使うことが多かったですが、ドイツで暮らしてからは、内側からの美、つまり健康であることが美容に繋がるのではないかという考えにシフトしていきました。特に、風邪を引いた際、咳がとまらないなどの症状が出た場合に、薬に頼るのではなく、まずハーブティーを試してみるというのがドイツ流。実際にも効き目もあり、今ではすっかりとりこに。自宅にはハーブティーコレクションが溜まりつつあります。(栗)
時代の変化を感じる瞬間というものがありますが、フランスの大統領選もまさに記憶に残る勝負となりました。奇跡のような躍進を経て大統領に就任。直後にドイツを訪問した39歳の仏史上最年少大統領マクロン氏の目に、ブリジット夫人(64)より年下ではあるが、欧州の重鎮として10年以上の経験があるメルケル首相(62)はどのように映っただろう。メルケル首相自身も、就任当時51 歳でドイツ連邦史上最年少、初の女性首相と政界に新風を吹き込んだ人物。秋の総選挙の前哨戦となる州議会選挙を3戦3勝したメルケル氏が、9月に4選を果たし微笑むのか、それとも……3カ月もあれば、世界が変わりかねない時代、政治から目が離せない!(羊)