ジャパンダイジェスト

18年ぶりのドイツ開催!サッカーの祭典EURO2024

この夏のドイツの一大イベントといえば、なんといってもEURO2024(UEFA欧州選手権)だったのではないでしょうか。サッカーの祭典としては、2006年ワールドカップ以来のホーム開催。1カ月にわたりドイツ10都市で繰り広げられた熱戦は、皆さんの記憶にも新しいことと思います。

EURO2024公式のサッカーボールのモニュメントEURO2024公式のサッカーボールのモニュメント

ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州では、ドイツ最多の4スタジアム(ドルトムント、デュッセルドルフ、ゲルゼンキルヒェン、ケルン)が会場となり、私が暮らすデュッセルドルフでも5試合が行われました。市内を走るトラムはEURO2024のカラフルなデザインに彩られ、4月には市庁舎前の広場にオリジナルの優勝トロフィーが展示されるなど、会期前からデュッセルドルフの街はEURO2024に向けて盛り上がっていました。そして6月14日の開幕以降、ライン川沿いやブルクプラッツ、シャウシュピールハウス前にはパブリックビューイングやファンゾーンが設けられ、連日連夜大盛り上がり。ここ数年、調子が良くなかったドイツ代表が予選を1位で通過したこともあり、普段はサッカー中継をしていないカフェやレストラン、公園など、街中の至る所にスクリーンが現れました。惜しくもドイツ代表はベスト8で敗退となりましたが、準々決勝の対スペイン戦の視聴率は80.9%だったそうで、私たちを大いに楽しませてくれました。

ミニゴールに向かってシュート!ミニゴールに向かってシュート!

デュッセルドルフ市内ではさまざまな関連イベントが行われ、過去の大会名シーンをテーマにした演劇プログラムやライブなども催されました。私が訪れたのは、KÖ Bogen II前の広場。緑の芝生の上にミニサッカーゴールが設置され、ボールを蹴ってシュート体験ができます。またサッカーボールの形をしたEURO2024の公式モニュメントの前で記念写真を撮り、開催国ならではの盛り上がりを肌で感じました。すっかりサッカーファンになったわが家の3歳の娘。オフィシャルショップで買ったEURO2024のTシャツを毎日のように着ていました(笑)。

頑張れドイツ!ユニフォーム姿の店員さんも頑張れドイツ!ユニフォーム姿の店員さんも

会期中、デュッセルドルフの街にも欧州中からサポーターが集まっていたので、さまざまな国の言葉が聞こえ、各国のユニフォームや民族衣装を着た人たちが行き交う様子を見ました。通りではチームカラーの大行進が行われたり、家々の窓や車、お店のショーウィンドウに母国の国旗が飾られていたり。欧州の多様性を感じ、ただ街を歩いているだけでも面白かったです。ワールドカップに負けず劣らず、同じく4年に1度、欧州ナンバー1を決めるEUROは欧州の人たちにとって特別な大会だと感じました。

石井 いしい めぐみ
出版社勤務ののち、夫の駐在に伴い2019年7月に渡独。現在は、デュッセルドルフ生まれの3歳と0歳の娘の子育てに奮闘中。趣味はライン川での散歩と、パンやお菓子を焼くこと。
 
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