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スリル満点のスポーツクレッターシュタイク

ドイツの夏は暑いものの、カラッとしていて過ごしやすいですね。私たち夫婦も、特に扇風機などを必要とすることなく快適に過ごせています。今回は今の季節にぴったりな、スリリングな登山スポーツをご紹介します。

その登山スポーツとは、ドイツ語で「クレッターシュタイク(Klettersteig)」。自然の岩場にはしごがかかっていたり、ワイヤーで固定された木製の吊り橋など、整備されたコースを専用の登山器具を使って登っていきます。クライミングや登山の経験が少なくても安全に楽しめるため、頂上までのスリリングな冒険を体験できるのです。

自分にとってはスタート地点が最難関でした自分にとってはスタート地点が最難関でした

レベルはA〜Fの6段階に分かれているのですが、私たちが挑戦したのは、ベルヒテスガーデン(Berchtesgaden)にあるBとCの混合コースです。ベルヒテスガーデンはミュンヘンから車で2時間弱の、オーストリア国境隣に位置するアルプスに囲まれた街。ケーニヒス湖もあり、夏は大勢の人でにぎわうバイエルンの人気観光地となっています。このベルヒテスガーデンにはハイキング道もあり、今回は友人グループとスタート地点まで行き、ハイキング組、クレッターシュタイク組の二手に分かれて頂上を目指しました。

スタート地点に待ち受けていたのは、90度にそびえ立つ断崖絶壁。「安全装備を付けてただ登るだけ」と高をくくっていたのですが、最初の岩場からはしごを登り始めて数分、高さが怖くなって足が震えてしまう事態に。基本的に一方通行なので簡単に後戻りもできず、どうにか踏ん張って登り続けていきます。だんだんと身体が高さにも慣れてくると、ようやく楽しめるようになってきました。

岩場を歩いて進む所も岩場を歩いて進む所も

ぎらぎらと輝く太陽に照らされて汗を流しながら、岩場やはしごを登り、歩き続けること約2時間。待ちに待った頂上へ到着しました。そこから眺めた湖や、登り切った達成感は今でも心に強く残っています。私は普段からボルダリングをしているのですが、大自然の中で懸命に登っていくこのスポーツは、ボルダリングとはまた一味違ったスリルと達成感を与えてくれます。それもあってか、頂上にあるビアガーデンで友人たちと飲んだビールは、格別でした。

頂上にて記念撮影頂上にて記念撮影

その日はとても天気が良く暑かったので、下山後はケーニヒス湖でひと泳ぎ。汗を流してから帰路に着きました。ミュンヘンにはクレッターシュタイクを体験できる山がいくつもありますし、必要な装備も近くでレンタルしています。ハイキングやアウトドアスポーツが好きな方、新たなスリルを求めている方は、この夏はクレッターシュタイクに挑戦してみてはいかがでしょうか。

動画を作成したので、ぜひこちらもご覧ください!

齋 直杜(さい なおと)
2016年に新潟の大学院を卒業後、ドイツ人の恋人ケイトを追いかけ、ミュンヘンに移住し、結婚。「人生は冒険だ」をモットーに、夫婦の日常生活や海外旅行の様子を発信しています。
YouTube: さいさいライフ
Instagram: さいさいライフ
ウェブサイト: saisai.life

 
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