ジャパンダイジェスト

Perfume インタビュー

7月3日、ケルンでの公演を皮切りに、3カ国で「Perfume WORLD TOUR 2nd」を実現し、欧州を熱狂させたPerfume。およそ2年ぶりとなるニューアルバム『LEVEL3』は、その勢いのままに世界各地でリリースされる。今回のアルバムにはどのような思いが込められているのか。ドイツ公演を振り返りながら、Perfumeの3人に聞いてみました!

「 Perfume WORLD TOUR 2nd」のスタート地点となったケルン公演はいかがでしたか?

ドイツの方はおとなしいと聞いていたのですが、とても盛り上がってくださって驚きました!

ドイツでの思い出は?

ケルン大聖堂の前で皆でポーズして写真を撮りました!周りの方にクスクス笑われてしまいました。

アジア各国を経て、欧州でのツアーを実現されましたが、日本、アジア、欧州とで、観客の反応に違いは感じられましたか?

欧州の皆さんは自由に楽しんでいる感じがしました。日本のオーディエンスは気を遣う人が多いので、私たちに「楽しんでるよ!」と伝えようと、一生懸命に表現する人が多いんです。 欧州では、皆さんそれぞれの方法でライブの時間を過ごされていたように感じました。アンコールは、「ねぇ」と「love the world」と「GLITTER」から、お客さんの反応を見て決めたんです。ドイツ公演では、「love the world」になったんですが、そしたら「ねぇ」が大好きらしい、リアクションの大きいスペインの方たちが、「ありえない。サイテー!」みたいな、すごいブー イングをしてきてビックリしました。そんなにも「ねぇ」を好きでいてくれるのはうれしかったんですけど(笑)。

デビューされてから、ものすごい勢いで日本を席巻し、世界デビューを果たされました。Perfumeの躍進について、メンバーの皆さんはどのような思いを抱かれているのでしょうか?

私たちにはストリート・ライブをしたり、お客さんが全然いないところでライブをやっていたりした時代があります。だから、こうやって世界デビューを果たす日が来るなんて、今でも信じられない気持ちです。

今回リリースされる『LEVEL3』は、どんなアルバムに仕上がっているのでしょうか?

無条件に踊れるカッコいいダンス・アルバムが出来上がりました。難しいことは何も考えずに身を委ねてみてください。ぜひ聴いてほしいです。

『LEVEL3』というタイトルの意味は?

レコーディングの時に中田さん(サウンドプロデューサー)から「『LEVEL3』は?」と出てきて、3人とも「いいね」ってなって決まりました。自分たちに階段があるとすれば、『LEVEL3』 くらいには、立っていたいと思うんです。固定のイメージはなく「トライアングル(直角二等辺三角形)」の時と同じで、3という数字もしっくりきました。なんなら、タイトルは『オリジナル・アルバム』でもいいくらいなんですよ。

『LEVEL3』の収録曲でメンバーの皆さんそれぞれにとって思い入れのある曲、印象に残っているレコーディング曲があれば、教えてください。

個人的なオススメ曲:あ〜ちゃん「ふりかえるといるよ」、かしゆか「clockwork」、のっち「Dream Land」。

Perfumeの夢、そして今後の目標は?

欧州での夢は、私たちを通じて日本にはこんなにカッコいい音楽があるんだ、日本語ってこんなに良い言葉なんだということを1人でも多くの方に伝えること。Perfumeを聴いて、日本をもっと好きになってもらえたらうれしいです。

Perfume (パフューム)
あ~ちゃん(西脇綾香)、かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)からなる3人組テクノポップユニット。 2000年に広島で結成。2003年から活動の場を東京へと移し、サウンドプロデュースにcapsuleの中田ヤスタカを迎える。2007年にシングル「ポリリズム」がブレイク。ドイツでは10月18日に発売が開始される今作『LEVEL3』には、「Spring of Life」「Spending all my time」「Magic of Love」などが 収録されている。

 
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