ジャパンダイジェスト

寒い日は熱帯雨林へ!年間パスで動物園を楽しもう

先日、子どもの1歳の誕生日に合わせてライプツィヒ動物園に行ってきました。1878年に開園したライプツィヒ動物園は、現在は約27ヘクタールの敷地に、開園当初の建物からなるグルンダーガルテン、熱帯雨林のゴンドワナランド、霊長類が暮らすポンゴランド、アフリカ、南米、アジアの六つのエリアがあり、約800種の動物ができるだけ自然に近い飼育環境の中で暮らしています。実は、子どもが生まれる前にも一度行ったことがありましたが、ちょうど暑い日で動物たちは日陰に隠れてほとんど現れず……。何とか動物を見ようと、炎天下の中で全てのエリアを歩き回って疲れ果て、あまり楽しめなかったのが正直なところでした。

ガラス越しに見るゾウの水浴びは迫力満点!ガラス越しに見るゾウの水浴びは迫力満点!

そんななか、子育ての先輩から「ライプツィヒ動物園の年間パスを買って、毎週のように行っている」と聞きました。年間パス(大人91ユーロ)があれば、「今日は水族館だけ行く」「今日はライオンだけ見る」というような楽しみ方ができるというのです。それなら子どもの誕生日プレゼントに年間パスを買おう!(子どもは6歳まで無料なので、正確には大人の年間パスを購入)とも思ったのですが、前述のような苦い経験もあったので、ひとまず1日券(夏は大人24ユーロ、冬は19ユーロ)で様子を見ることにしました。

ゴンドワナランドのボートで、熱帯雨林を探検できますゴンドワナランドのボートで、熱帯雨林を探検できます

先輩ママたちの助言により、午前中に動物園に到着すると、まずは北側にあるアジアのエリアへ直行。ここで暮らしているゾウたちは、毎日10時15分(夏の間は15時にも)に水浴びをするそうで、ガラス越しにその様子を見ることができるのです。気持ち良さそうに水浴びをするゾウたちの姿に、見学に来ていた子どもたちは大興奮。水浴びの間は、飼育員の方がゾウの生態について解説してくれるので、大人にとっても学びがあって面白かったです。

寒くなってきたところで、熱帯雨林の環境が再現されたゴンドワナランドへ移動。ここにはアフリカやアジア、南アメリカの熱帯雨林に生息する植物や動物が暮らしており、ボートに乗って周遊したり、つり橋を渡りながら熱帯雨林を上から見渡したりすることもできます。気温・湿度ともに汗をかくくらい高いので、冬に行く場合は、洋服を脱ぎ着できるようにしておくことをおすすめします。入り口付近にコインロッカーが設置されているのもうれしいポイントです。

霊長類が暮らすポンゴランドは、マックス・プランク 進化人類学研究所の拠点でも霊長類が暮らすポンゴランドは、マックス・プランク 進化人類学研究所の拠点でも

その後は、持参したお弁当を食べたり、ポンゴランドでオラウータンやゴリラたちと対面したり。子どもの楽しそうな様子を見て、早々に年間パスを買うことを決意した私たち。無理にたくさんの動物を見ようとせず、いくつかのエリアをゆったりと回って帰路に就きました。今月も、もう一度動物園に行こうと思います!

ライプツィヒ動物園:www.zoo-leipzig.de

編集部 O
三重県生まれ。ベルリン、デュッセルドルフを経て、現在はライプツィヒ在住。日本とドイツで芸術学・キュレーションを学び、アートスペースの運営や展覧会・ワークショップの制作などに従事。2019年からドイツニュースダイジェストの編集者。
 
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