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最高のパノラマビューを横目に秋のハイキングを

ドイツの気候も一気に秋らしくなってきましたね。そして、あっという間に冬になるので、今の時期こそハイキングにぴったり。せっかくミュンヘンにいるのなら、一度は近隣の山に登ってみたいと思う方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、登山初心者にもおすすめのコースをご紹介します。友人とでも、パートナーとでも、家族と一緒でも満喫できる。それがバイエルン州の南の方に位置する小さな街、レングリースにそびえ立つ山、ブラウネック(Brauneck)の魅力です。ミュンヘンから約1時間10分のところにあり、車はもちろん、電車でも簡単にアクセス可能です。

山が重なり合う景色は、息を飲む美しさ山が重なり合う景色は、息を飲む美しさ

麓に到着すると、まず、バイクパークが目の前に現れます。ここには自転車ごと乗れるリフトがあり、山の高いところからマウンテンバイクで風を切りながら下る人々でにぎわっています。迫力のあるその様子を観ているだけでも楽しいですが、週末には1回5ユーロから参加できるブルカーツ(Bullcarts)と呼ばれる三輪車版のゴーカートのようなアクティビティも行われているそうです。12歳未満は要付き添いですが、12歳以上は一人でも走れるので、マウンテンバイクと比べてより気軽にチャレンジできるかもしれません。

離陸準備中のパラグライダー離陸準備中のパラグライダー

ブラウネックを登るには、バイクパーク付近のケーブルカーを使って、頂上付近まで行くか、ハイキングコースに沿ってコツコツ歩くという二つの方法があります。ブラウネック頂上からは、贅沢なパノラマビューを横目に、隣接するラッチェンコップフ山(Latschenkopf)へ向かって歩くことができるので、最初はケーブルカーを使って体力を温存するのも良し。地上から歩く場合は片道約2時間半かかるので、時間や体力と相談しながら、どの方法で登るのかを決めるのがいいと思います。

私がラッチェンコップフへの往復約3時間のハイキングを終えて、ブラウネックに戻ったときには、すっかり日没の時間が近づき、重なり合う山が透き通って見えました。そんな幻想的な景色が360度広がっているのもまた、バイエルンアルプスの醍醐味です。また、この山はパラグライダーのスタート地点として絶好の場所らしく、軽快に宙に浮かぶパラグライダーを数多く眺めることができるのも、見どころの一つです。風に乗り斜面に沿って勢いよく走り込むところや、地面から足が離れる瞬間はドキッとしますが、翼に身を委ねて空を自由に飛び回る姿は、とても気持ち良さそうでした。

ヒュッテで食べるカイザーシュマルンは、分け合うと2倍おいしいですヒュッテで食べるカイザーシュマルンは、分け合うと2倍おいしいです

さて、たくさん歩いた後は、おやつの時間です。私は、ドイツアルプス名物の山小屋グルメ「カイザーシュマルン」と、ラズベリーシロップ、レモン汁、水で作った「スキーウォーター」をいただきました。スポーツの秋をゆったり楽しみたい方は、ぜひお出かけの参考にしてみてください。

大浦 詩織カミラ(おおうら しおり)
ミュンヘン生まれ、10歳ごろから京都育ち。大学卒業後、再びミュンヘンに戻る。もともと異文化教育や日独間のコミュニケーションに興味があり、ドイツのPR会社Storymakerに就職。J-BIG編集部として、在独日系企業の情報発信も行っている。 www.j-big.de

 
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