難民申請件数が今年すでに5万2000件
前年同期比の約2倍
今年、難民申請件数がすでに5万2000件に達しており、前年同期比の約2倍となっていることが明らかになった。
不穏な世界情勢を受け、欧州を目指す難民の数が急増。2014年は60万人が欧州連合(EU)加盟国に対して難民申請を行った。これは2008年比で4倍の数字に当たり、第2次世界大戦以降、これほど多くの難民が欧州を目指した例はほかになかった。ドイツ内務省は今年、ドイツに対する難民申請件数が30万人に上ると予想しており、その一方で、難民認定者数は最小限にとどまるとみられている。
欧州対外国境管理協力機関(Frontex)は、難民申請者の波に紛れて過激派組織「イスラム国(IS)」が欧州にテロリストを送り込む可能性を警告。Frontexのレースラー代表は「テロリストが入国する危険性は、すべてのEU対外国境にあると言える」とコメント。同機関は昨年、28万3000人の不法入国者を逮捕しており、このうち22万人が航路での入国を試みている。この数も、2013年比で4倍に増加している。一方、アフリカから欧州を目指す難民の海難事故が頻発していることも問題となっている。