1979年 | 広島県生まれ |
2003年 | 広島市立大学油絵科卒業 |
2007年 | 広島市の橋脚に16メートルの巨大壁画を完成 |
2008年 | 壁画をロケ地に短編映画『plum essence』監督、出演 |
2009・10年 | しこちゅードリームライブにてライブペイント(2011年10月8・9日も山崎まさよし等と共に出演決定) |
2011年 | 渡独、デュッセルドルフを拠点に活動中 |
「出会いなくして絵は生まれない」、と言うこだまこずえさんは、画家兼、女優兼、映像作家というマルチなアーティスト。こう表現すると大風呂敷を広げたような印象を受けるが、活動の源にあるのはいたってシンプルな想い。「人と人を繋げ、新しいものを生み出す喜びを伝えたい」、これに尽きる。
そんな彼女の想いを表現する活動の1つが、ライブペイント。まっさらなキャンバスを前に、その日の出会いのすべてを凝縮する作業。イベント会場に流れる音楽、人々の声、場の雰囲気を筆先に乗せて、即興で絵が生まれる。不思議なのは、かなり大雑把に引かれたいくつもの線が、重なり合って徐々にその姿を現していくこと。「パズルみたいな感じ」で、イメージを当てはめていくと世界が浮き上がってくるらしい。「無駄なものってないと思うんです」という言葉に、彼女の生きる姿勢が垣間見えた。
「映画を作ろうと思って油絵を始めた」と、画家になった経緯を振り返る。「?」マークを頭上に散りばめる私に、「ダリの『アンダルシアの犬』(1929)が衝撃的で」と補足。小さな頃から芸術の虜だった彼女が、格別に興味を持った映画の世界。前述のダリの短編映画を観た高校生の時、油絵作家が作ったその映像の世界に魅了され、自分の世界観を深めるためと絵の道を選ぶ。とはいえ、美大に入った後も絵は描かずに映画三昧。卒業後、女優の道を歩きつつもチャンスを得て開いた個展で、自分の色を一番出しやすい「絵」を通した表現を見直し、活動の比重をシフト。自分の作品を求めてくれる人の依頼を丁寧に受けながら、壁画の制作やライブペインティングを続けていると、映画の世界がこだまさんを呼んだ。映画『今日という日が最後なら』(2008)に絵が採用されたのだ。すると、塚本晋也監督からも声が掛かり『悪夢探偵2』(2008)に参加・・・・・・。めぐりめぐって、絵と映画の世界が結び付いた。
「最近やっと、こだまこずえは色々やってるアーティストと認知されてきたんです」。浮き彫りとなった自身の世界観を、ドイツでの出会いを糧にさらに磨いていく。
(編集部:高橋 萌)
大切な思い出の場所「新己斐橋下壁画」(広島市)
着物でライブペインティングをするこだまさん
東日本大震災後に行ったライブペインティング(シュトゥットガルト)
カフェLiaisonの階段に描いた壁画(東京都渋谷区)
「ハードルを低く」が絵を描く際のモットーと言うこだまさん。使用するのは5色のみというスタイルにもそれが表れているが、それもこれも「絵を楽しむこと」を最優先にしているから。そんな彼女と一緒に絵を楽しみたいという依頼は、下記の連絡先へ。
(カッコ内は、こだまさんのコメント)
・絵、壁画、ライブペイント
「最近では、お引っ越しパーティーでのライブペイント、結婚式のウェルカムボードなどの注文をいただきました。大切な日の思い出、家族の記念に。予算に応じてご提案しますので、お気軽にご相談ください」
・絵画教室・ワークショップ
「子どもと一緒に参加しませんか? 固定概念に縛られずに自由な発想で絵を描き、子どもと一緒の目線で新しい発見を」
お問い合わせ:
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ライブペイント他、最新の活動予定は下記Webサイトをチェック。
www.ko-zue.comg
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