ジャパンダイジェスト

世界最大級のゴシック建築 ケルン大聖堂と街歩き

世界遺産にも登録されている大聖堂を誇る街ケルン。言わずと知れたドイツ有数の観光地であり、私も日本から家族や友人が遊びに来ると、必ずといっていいほど足を運んでいます。デュッセルドルフからケルンまでは、車でも電車でも30分少々。今回は日帰りで訪れるケルン大聖堂とその周辺の魅力をレポートしたいと思います。

正面から大聖堂を見上げると迫力満点正面から大聖堂を見上げると迫力満点

世界最大級のゴシック建築というだけあって、大聖堂の正面に立って見上げると迫力満点。美しい二つの塔を持ち、高さ157メートル、幅86メートルの威風堂々とした外観ですが、近寄ってみるとただ大きいだけでなく、ファサードの細部まで繊細な彫刻が施されていることが分かります。

内部のステンドグラスも必見。こちらは「バイエルン窓」内部のステンドグラスも必見。こちらは「バイエルン窓」

大聖堂内部は色鮮やかなステンドグラスが素晴らしいです。お天気の良い日は外からの光が差し込み、息を呑むような美しさ。特に有名なのは、入ってすぐ右側に見える「バイエルン窓」といわれる5枚のステンドグラス。バイエルン王ルートヴィヒ1世が寄贈したもので、宗教画を元にした作品は絵画のようで見応えがあります。ほかにも、クラシカルなものから現代風のステンドグラスまで、さまざまな時代に作られたステンドグラスを見比べるのも面白いです。

ケルン大聖堂はあまりに大きいので、すぐ近くでは全景がカメラに収まりません。お天気が良ければ、ぜひホーエンツォレルン橋を渡りながら、ケルンの街に溶け込む大聖堂の全景を眺めてみてください。対岸にある高層ビルのKölnTriangleには展望台もあり、ケルンの街を一望できます。晴れた日はもちろん、ライトアップされた夜景も美しいですよ。

ケルンは大きな街なのでカフェやレストランもたくさんありますが、私のお気に入りを二つご紹介します。一つ目は、大聖堂の目の前にあるCafe Reichard。1855年創業の老舗で、大聖堂を眺めながらゆったりと過ごせます。ケーキの種類が豊富でどれもおいしいですが、私のイチオシはバウムクーヘン。オーダーするとクリームを添えて出してもらえ、ほんのりレモン風味で絶品です。二つ目は、大聖堂から徒歩10分少々のCafe Riese Köln。大聖堂の形をしたワッフルが有名で、焼き立てにクリームとチェリーソースを添えていただきます。お土産にぴったりな大聖堂型のチョコレートもありますよ。どちらのお店も、カフェだけでなく食事を楽しむこともできます。デュッセルドルフの褐色のアルトビールとは違い、ケルンは黄金色のケルシュが有名。旧市街には醸造所もたくさんあるので、ぜひ地元のビールを試してみてください。

エレベーターで直通! KölnTriangleの展望台からの眺めエレベーターで直通! KölnTriangleの展望台からの眺め

ケルン大聖堂は、ケルン中央駅のすぐ目の前。大聖堂の真下には大きな駐車場もあるので、電車でも車でもアクセスしやすいのがうれしいところ。少しずつ日が長くなってきた今日この頃、休日のおでかけにケルンまで足を延ばしてみませんか?

石井 いしい めぐみ
出版社勤務ののち、夫の駐在に伴い2019年7月に渡独。現在は、デュッセルドルフ生まれの3歳の娘の子育てに奮闘中。趣味はライン川での散歩と、パンやお菓子を焼くこと。
 
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