ジャパンダイジェスト

ドイツで薬膳アロマを実践! 健康を保つヒントを

ロックダウン中のドイツでは、自宅以外に安心して憩える場所が少なく、ストレスも溜まりがち。そんな日々の疲れを癒し、健康維持のヒントになればと思い、オンラインで開催される薬膳アロマの講座に参加してきました。

本誌1133号でも紹介したフランクフルトのアロマサロン「Pieni Taika」を営む代田里美さんは、サロン休業中も元気と癒しを届けたいと、オンライン講座を開講しています。講座はオンライン会議ツールのズームを使ってマンツーマンで行われます。今回は「冷え」をテーマに、薬膳の概要や体質ごとのおすすめ食材、アロマについて学びました。

薬膳に使用する材料とアロマの精油の一例薬膳に使用する材料とアロマの精油の一例

事前アンケートをもとに、薬膳からみた五つの冷えタイプのうち自分がどれに当てはまるかを知り、各自の冷えタイプに合った内容を知ることができます。またドイツ国内の受講者には、冷えタイプに合わせた3種類の精油とベースオイルが自宅に送られてくるので、実際にアロマを使いながら講座を受けました。

ズームを使って自宅から100分間、マンツーマンの講座ズームを使って自宅から100分間、マンツーマンの講座

講座では、まず薬膳の概要を学びます。薬膳とは、古代中国哲学の影響を受けた中国伝統医学の理論に基づいた食養のことで、2000年以上もの歴史があります。奥が深く簡単には学びきれない内容ですが、簡略化された明確な図解と説明で、初歩的な内容を楽しく学ぶことができました。基本概念を理解したところで、それぞれの冷えタイプに合わせた食材や薬膳レシピの例を教わります。受講者は食材リストに沿って、日々の生活の中で薬膳を実践的に取り入れられるのも魅力です。最後はアロマについての概要や注意点を学びます。送られてきた精油はサロンでも使われている高品質のものです。

代田さんは、6年ほど前から薬膳の勉強を始め、薬膳インストラクターの資格を取得しました。難しい理論を徐々に体得し、ドイツの環境下で薬膳を実践しようと奮闘するなか、重度の冷えに悩まされて勉強どころではなくなってしまった時期があったのだとか。そんな時アロマと出会って、日常の定期的なケアの必要性を実感したそうです。そこから、即効性のあるアロマで癒しながら、毎日の生活で薬膳を続けて総合的に健康を維持する「薬膳アロマ」を始めました。そして、ロックダウンで日々の食事の大切さをさらに痛感したことも、この講座を始めるきっかけになったそうです。

薬膳食材を使った料理例、クコの実入りセロリと豚肉炒め薬膳食材を使った料理例、クコの実入りセロリと豚肉炒め

サロンが再開してもこの講座は継続中で、今月は「春の薬膳」をテーマにした講座を開催中です。自分をいたわるのが難しい今の時期、アロマでの癒しと薬膳による健康維持で、健やかな毎日を送るヒントが得ることができる、素晴らしい講座でした。

Instagram:@aroma.pienitaika
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ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。 Twittter : @nikonikokujila

 
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