ジャパンダイジェスト

ヴィースバーデンにようこそ!かわいいツアーバス「THermine」

初めまして、今回からレポーターを務めさせていただくS. ヨーコです。私が住んでいるのは、フランクフルトから西へ約40キロのところにあるヴィースバーデン(Wiesbaden)。大好きなこの街や周辺地域の魅力をお伝えできることを、とても楽しみにしています。

ヘッセン州の州都であるヴィースバーデンは、その名前に「Baden」 とあるように、ローマ時代からすでに温泉地として知られていました。街のどこを歩いても緑を感じられ、すてきな建物が多く立ち並んでいます。少し裏道を歩くと、小さなギャラリーに遭遇したり、かわいいカフェを見つけたりと、ワクワク感が味わえます。そんなヴィースバーデンを、今回はレトロなツアーバス「THermine」に乗って巡りました。

レトロでかわいらしいツアーバス「THermine」レトロでかわいらしいツアーバス「THermine」

ヴィースバーデンのツアーバスは、なんといってもその容姿がかわいいのです。昔の汽車のような姿をしたこのバスは2両編成。1両目がドイツ語音声、2両目が英語音声でツアーを楽しめます。バスの中は、まるでクラシックなオペラハウスのようにも、おとぎ話に出てくる木彫りのおうちのようにも感じます。子どもだけでなく、大人でも興奮が隠せません。

バスはマルクト広場から出発し、ヘッセン州立劇場、広大な公園であるクアパーク(保養地)、その中に鎮座するリゾート施設のクアハウスを抜けて高級住宅地へ。途中、ヘッセン州首相の公邸も通りました。数々の美しい建設物を眺めているだけで至福です。「もし私が住むとしたら……」。一瞬にして想像が膨らみ、家族の誰がどの部屋を使うか、頭の中でひっきりなしにアイデアが交差していました。

高級住宅地を後にすると、タウヌス山にまつわる伝説をツアー音声で聞きながら、緑のアーチを抜けてロシア正教教会へ。この教会は、小高いネローベルクの丘に立っています。この教会が目立つ理由、それは教会の屋根が金で造られているから。ツアーでは中に入りませんが、豪華な金のロシア正教会は、外からでもその圧巻の美しさを堪能することができました。

この看板が、ツアーバス乗り場の目印!この看板が、ツアーバス乗り場の目印!

ツアーバスは、ネローベルク登山電車入口へ。この電車は設立当時から水の力を使って、同じ運転操作を続けている電車です。その方法はドイツで唯一のもので、重要文化財として登録されているそうです。ネローベルク登山電車の乗車を終えると、最終コースへ。途中、温泉水が吹き上る噴水があるクランツ公園を通ったり、ルネサンス様式で建てられた市庁舎前広場を通ったり。約40分のツアーでしたが、ヴィースバーデンの主要な観光地を十分に楽しむことができました。

ツアーバスは、11~3月は毎週土日、4~10月は毎日走っています。当日ふらっと乗ることもできますが、事前予約も可能です。皆さんもヴィースバーデンにお越しの際は、ぜひ「THermine」バスツアーに参加してみてください。

THermine:https://thermine.de

S. ヨーコ
2013年からヴィースバーデンに在住。日本とドイツで出産を経験し、現在は2児の母。つたないドイツ語にあくせくし、日々格闘中。人の工夫が伝わる建造物や食器を見るのが好き。

 
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