ジャパンダイジェスト

Vol.6
犬と一緒にお出掛けしよう!

Sバーンに乗車
訓練士さんの家に行くために初めてSバーンに乗車

積極的にお出掛けチャレンジ!

ジェイクの師匠、訓練士の元田さんに指導してもらいながらドッグトレーニングを始めて数カ月。毎日の訓練にはジェイクもだいぶ慣れ、待てやお座りなどの指示にも従えるようになってきました。この訓練に加え、「電車に乗ったり、レストランにも積極的に連れて行ってください」と元田さん。そこで、初めに電車やレストランでの犬の扱い方を実践で教えていただき、後は自分で積極的にジェイクを連れてお出掛けしてみることにしました。

まずは電車。ドイツの犬は飼い主にリードを引かれて乗り込み、電車の床に静かにお座りや伏せをしています。私たちもジェイクを連れてUバーン(地下鉄)に乗ってみました。初めての経験が怖すぎるのか、意外にもジェイクは静かで、「プラッツ(伏せ)」と指示を出すと、私の足元に伏せてキョロキョロしていました。

街に着いたらレストランへ。日本ならドッグカフェかごく一部のテラス席しか犬同伴は無理。でもここはドイツ! 頼んでもいないのに犬用のお水を用意してくれ、おやつまでくれるお店もあります。ただ、食べ物の匂いや人の行き来が激しいレストランは、ジェイクにとってあまり得意な場所ではないようです。テーブルの下でクゥンクゥンと落ち着きがありません。そして時々、犬好きなウェイターのおじさんにちょっかいを出され、こらえきれずに吠え出すことも。おとなしくできるまでには、まだまだ訓練と慣れが必要です。

そしてデパート。せっかくなので一番おしゃれなデパートに行ってみることにしました。入り口にはいかつい黒服のお兄さんが立っています。止められるかなぁとビクビクしながらジェイクを指さして「OK ?」と聞くと、「なぜそんなこと聞くんだ?」と言わんばかりに「Kein Problem!(問題ないですよ)」。ブランド品が並ぶ売り場をジェイクが自由に歩けるなんて夢のようです。ちなみに先日行ったベルリンの高級デパート「カーデーヴェー(KaDeWe)」は、残念ながら犬の入店NGでした。

犬が入れないのはスーパーマーケットとドラッグストア。その他のお店や施設も、入り口に「犬入店禁止」の表示がしてあるところは入れません。大きなお店や施設ならホームページに書いてあることもあるのでご確認を。

犬友ができた!

ジェイクと一緒に散歩やお出掛けに行くようになって、犬連れの人たちと言葉を交わすようになりました。公園で出会った私の一番の犬友達は、小学2年生の男の子マキシム君とビーグル犬の女の子シャニー。マキシムはウクライナ出身で、母国語のほか、ドイツ語、英語、ロシア語も話せるそうです。

なんと休みの日は1日に8回もお散歩に行くそうで、会うといつも「今日は何回目?」と聞いてきて、「ボクは5回目、次はライン川まで行くんだ」とうれしそうに話します。そして、ジェイクにも増して食欲旺盛なシャニーは私のポケットに顔を突っ込み、ジェイクが心待ちにしているおやつを全部食べてしまうというお転婆さん。公園になっているスモモや木の実がおいしいと教えてくれたり、ジェイクのリードを引いて歩いてくれたり。こうした「犬友」との交流も犬を飼っているからこそ。犬を通しての人同士の触れ合いは、犬連れ外出の楽しみでもあります。


Jakeジェイクが教える!
ワンコ目線のお役立ちTipp

ジェイクのEUペットパスポート
ジェイクのEUペットパスポート
「EU ペットパスポート」

EU加盟国に住んでいる犬は、「EU ペットパスポート」という動物用のパスポートを動物病院で作ってもらえるよ。パスポートの中には、ボクの名前や年齢、犬種などの情報のほか、狂犬病予防接種や他の病気の予防接種の記録が記入されているんだ。

僕たち犬もこのパスポートを持っていれば、EU内の別の国に行くことができるよ。ボクは車に乗って国境を超え、ドイツからオランダとベルギーに行ったんだ。そのときもこのパスポートをちゃんと持っていったよ。EU内でも、ドイツとは入国の基準が違う国もあるからその点は確認してね。

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Nippon Express ドイツ・デュッセルドルフのオートジャパン 車のことなら任せて安心 習い事&スクールガイド バナー

デザイン制作
ウェブ制作