皆さん、突然ですがローラーコースターはお好きですか? 以前は、春と秋にシュトゥットガルトでもビール祭りが開催され、その会場でローラーコースターに乗ることができましたが、コロナ禍によって大分ご無沙汰になっています。そんななか、ようやくバーデン=ヴュルテンベルク州でも感染者が減り、ドイツ語圏で1番人気のテーマパークといわれる「ヨーロッパパーク」(Europa-Park)で、そのようなアトラクションを楽しめるようになりました。
ワイルドウエスタンなキャンプリゾート
ヨーロッパパークが再開するという情報を聞きつけ、早速チケットをオンライン購入しようと思ったのですが、お天気の良い日のチケットはすでに売り切れ状態……。しかし、パークの横の敷地にあるキャンプリゾートで一泊すると、ヨーロッパパークのチケットも購入できるという裏技を発見し、不本意ながらテントを持参して前日から行くことにしました。
ヨーロッパパークへは、シュトゥットガルトから車で2時間弱ほど。到着したら受付を済ませ、キャンプリゾート客の証明となるアームバンドをして、まずはキャンプリゾートを散策しました。キャンプリゾート内では自前テント以外にも、ティピやカバードワゴン、ログハウスなどで宿泊できます。このカバードワゴンもかっこいいのですが、ちょうど池の前に設置されているため、この時期だと夜中に無数のカエルが合唱していて、テント敷地まで聞こえていました。カエルの合唱をライブで体験したい人には強くおすすめしたいところですが、翌日寝不足で遊ぶのが辛くなってしまうかもしれませんのでお気を付けください(笑)。キャンプリゾート内は、ワイルドウエスタン風におしゃれに統一されていて、レストランやピザなどの軽食が買える売店、またバーベキューを楽しめるエリアなどもあります。催し物などはまだコロナ禍による規制があるため、完全な姿ではなかったようですが、それでも充分に楽しめました。
テントから見える不思議な光景
翌日はいよいよヨーロッパパークへ。入場口で長蛇の列に並ぶことなく、ゲートまでスムーズに行けたため、それだけでもキャンプリゾートに宿泊するメリットは充分にあるなと思いました。ちなみに今回のテントキャンプは大人2名、子ども1名で32ユーロ(宿泊税込)でした。恐らく宿泊人数や日によって、値段は変わるものと思われます。それに加えて、別途ヨーロッパパークへの人数分の入場料がかかります。もちろん宿泊日に早く到着して2日間パークを楽しむのも良いかもしれません。
キャンプリゾート内のマンホール
そしてヨーロッパパークでは、ローラーコースターをはじめとするさまざまなアトラクションで思いっきり遊びました。テーマパークとキャンプ、二つを一度に楽しめるなんてとてもお得ですよね。今回新たなヨーロッパパークの楽しみ方を知り、癖になってしまいそうです。
大阪生まれ、東京育ち。在シュトゥットガルト14年。Merz Akademie大学視覚コミュニケーション科卒。語学力を武器に、日本企業のリロケーションをサポートしながら、メディアデザイナーとしても幅広く活躍している。趣味はギターと読書。