ジャパンダイジェスト

シャネルとゲイシャに出会った世界最大級のかぼちゃ祭り

シュトゥットガルト近郊のルートヴィヒスブルクで毎年開催されている、世界最大級のかぼちゃ祭りに行ってきました。今年の開催は8月23日(金)~11月3日(日)です。天気の良い日曜日の午後だったので、会場に続く列は予想通りの大混雑。私たちは事前にオンラインチケットを購入していたおかげで、並ばずにスムーズに入場できました。これから行く予定の方には、当日でも購入可能なオンラインチケットを強くおすすめします! 秋晴れの中、ベビーカーを押す家族や元気に走り回る子どもたちなどの姿も多く見られました。特に大学生くらいのグループが楽しそうに見物しながら写真を撮り合っている姿には、健康的な休日を過ごしているなぁと、妙に感心してしまいました。

チェスの駒もカボチャでできていますチェスの駒もカボチャでできています

このかぼちゃ祭りでは、世界各地のカボチャが展示されているほか、毎年異なるテーマに沿ってカボチャで作られたユニークな作品が設置されます。今年は25回目の開催で、テーマは「Frauen Power」(女性のパワー)。歴史的に有名な女性たちや人気アニメの女性キャラクター、女性に人気のアイテムなどが、それぞれのエピソードや作り手のメッセージと共に展示されていました。

初めて見たカボチャの品種「ゲイシャ」!初めて見たカボチャの品種「ゲイシャ」!

特に注目を集めていたのは、巨大なシャネルの香水「Chanel N°5」で、多くの女性たちがこの作品とお城を背景に写真を撮っていました。香水の瓶をカボチャで見事に再現したユーモアセンスに、大変驚かされました。ほかに印象深かったのは「Mental Road」という作品でした。六つの腕がある女性が、それぞれの手にフライパン、パソコン、哺乳瓶などを持っており、多くの女性が家庭内で抱える負担の大きさを象徴しています。ドイツでは育児や家事において、比較的家庭内の協力体制が進んでいると思ってましたが、まだ理想的なレベルには達していないと感じている女性が多いことを、この作品は語っていました。

「ChanelN°5」は大人気でした「ChanelN°5」は大人気でした

会場では、普段の市場では買えない珍しいカボチャが販売されており、それを買うことも楽しみの一つです。私たちは「栗かぼちゃ」と、今回初めて見た「ゲイシャ」という巨大なカボチャを購入しました。どちらも日本由来の品種で、栗かぼちゃの説明には「強い栗の風味が特徴」と書いてあります。一体どんな味がするのか、とても楽しみです。ふと時計を見ると19時を過ぎています。5時間以上も会場にいたことに驚き、あわてて帰路につきました。

久次( ひさつぎ ) 貴子( たかこ )
おんせん県出身。ドイツ人の夫と二人の子どもと日独いいとこどりの暮らし。 昼間はリロケーションサポートのお仕事。趣味は夜な夜な糀作り。とある村の朝の風景をインスタグラムで発信中。
Instagram:@takako_miyabi_deutschland

 
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