自家製ザワークラウトで冬メニュー
ドイツ料理でおなじみの酸っぱいキャベツ「ザワークラウト」は乳酸菌パワーが期待できる発酵食品。煮込みなどさまざまな料理にアレンジできるので、ビタミンが不足しがちな冬の保存食としてたっぷり仕込んでおきましょう。
ザワークラウト
市販のザワークラウトは酢漬けのものが多いですが、本来は塩だけで乳酸発酵させるもの。手作りすれば酸味も程よくそのままでもおいしくいただけます。
材料(作りやすい量)
キャベツ | 500g |
塩 | 10g (キャベツの 分量の2%) |
キャラウェイシード(Kümmel) | 小さじ1/2 |
ローリエ | 1枚 |
作り方
- ❶ キャベツの外葉と芯を除き、千切りにする。
- ❷ ボウルにキャベツと塩を入れ、しんなりするまで手でもむ。
- ❸ ❷にキャラウェイシードとローリエを混ぜ合わせる。
- ❹ 煮沸消毒した保存瓶に❸を押し込みながら詰め、表面にラップをして重し(水を入れたグラス等)を載せて常温で数時間置く。
- ❺ 水分が出てきたら蓋をし、アクが出たら取り除きながら常温でさらに3日~1週間置く。発酵が進むと瓶内の空気が膨張するので、時々蓋を開けてガス抜きをする。
- ❻ キャベツが黄色っぽくなってきたらできあがり。冷蔵庫で約半年間保存可能。
ザワークラウトでシュークルート
ザワークラウトの煮込み「シュークルート」は、ドイツ国境に近いフランス・アルザス地方の郷土料理。驚くほど簡単なのに、ご馳走に見えて本格派の味です!
材料(4人分)
ザワークラウト | 400g |
にんじん | 2本 |
じゃがいも | 4個 |
玉ねぎ | 1個 |
ベーコン(塊) | 300g |
にんにく | 1片 |
バター | 大さじ1 |
ローリエ | 1枚 |
黒粒こしょう | 8粒 |
白ワイン | 100g |
顆粒チキンブイヨン | 小さじ1 |
ソーセージ | 4本 |
作り方
- ❶ ザワークラウトは水気をきる。にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、ベーコンは食べやすい大きさに切る。にんにくは芯を除いてつぶす。
- ❷ 鍋にバターを熱してザワークラウトを軽く炒め、その上に❶の野菜とにんにく、ローリエと黒粒こしょう、白ワイン、ベーコンの順に加え、チキンブイヨンと具が少し見える程度に水(分量外)を入れ、蓋をしたら20分ほど煮込む。
- ❸ ❷にソーセージを加え、温まったらできあがり。