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「Kliniktasche(入院バッグ)」
ドイツ語単語
Kliniktasche:入院バッグStill-BH:授乳ブラ
Stilleinlagen:授乳パッド Neubeborene:新生児
Windeln:おむつ
Heiratsurkunde:婚姻証明
Geburtsurkunde:出生証明
妊娠後期に入ったら、来るべきXデーのために入院バッグを準備しよう。母子共に経過が良好なら、自然分娩で産後2~3日(帝王切開でも4日ほど)と、かなり短いドイツの入院生活。入院中に必要不可欠なあれこれは病院にも常備されているので、産後1週間ほど入院するのが一般的な日本の事情を反映した情報を参考にすると、バッグが重くなり過ぎるかも。
出産の兆候かな? と思ったら、すぐに持っていけるように「出産バッグ」を1つ。その後、入院が確定したら家族に持ってきてもらう「入院バッグ」を1つ用意すると良さそう。なんせ、「出産の兆候」の判断が、なかなか難しい。「これって破水かな?」「陣痛・・・きたかな?」など、産前に何度か病院を訪問することになる人もいると思うが、そのたびに大きな旅行バッグを持っていくのも大変なもので、肝心なときに入院バッグを持っていかなかったりする(私もその1人)。
ここでは、そんなドイツで出産した経験をもとに、入院バッグのチェックリストを作成してみた。
出産バッグ
- 母親手帳
- 健康保険カード
- パスポート
- 汚れてもよい、丈が長めのTシャツ(出産時の服装に、夫の着古したTシャツでも良いとのこと)
- うちわや扇子(出産中は暑くなるということで)
- リップクリーム、水、のど飴など(乾燥を感じたり、のどが渇く)
- 携帯電話、カメラ
※病院にある可能性が高いもの、マッサージオイル、水やお茶、マッサージボール
入院バッグ
入院することが決まったら、すぐに家族が駆けつけてくれる可能性が高い場合は、出産バッグと入院バッグを別にしておくと便利。
- スリッパやサンダル(着脱しやすい室内履きを)
- 暖かい靴下
- 入院中の着脱が楽な服(授乳の際に便利な前開きのパジャマなど)
- バスローブかカーディガン(入院中にパジャマの上に着用)
- 授乳ブラ
- 出生届けに必要な書類(婚姻証明、戸籍謄本など)
- 洗面道具や筆記用具など
- 退院時の赤ちゃんの服(または、入院中に記念撮影をする際に着せたい服、下着から上着、帽子、ミトンまで)
- 退院時の母親の服(サイズの目安は、妊娠6カ月くらいに着用していた服)
※入院中の赤ちゃんの服やおむつ、クリームなど全てそろっている
※産後用の大型ナプキンや、使い捨ての下着、授乳パッド、授乳枕などもあった
日本の情報誌を読むと、入院用のパジャマがとってもオシャレだったり、かわいい柄の授乳ブラのカタログが付録についていたりするのだが、ドイツでは「出産時は、着古した、汚れても良い格好で十分。捨てても惜しくないくらいの格好で!」と、実用性重視のアドバイスを病院や助産師から受ける。入院期間が、最短3日と短いからか、入院中の新米ママのおしゃれ入院ライフという感じはない。実際、産後の痛みとか、不調とかで顔色は青白く、おしゃれする気力がどこからも沸いてこない産後の入院生活だったのだ。
次回、「Mutterschaftsgeld(母親手当)」。いよいよ産休に入る直前。母親手当、どこにどんな書類を提出したかという手続きの話。