ジャパンダイジェスト

「私の街のレポーター」が推薦!
ドイツ各地のマーケット

寒い冬も終わり、待ちに待った暖かい季節の到来です。外に出かけたくなるこの時期、マーケットに足を運んでみるのはいかがでしょうか?弊誌にてその地域に根付いた情報を紹介している街のレポーターたちが食材マーケットはもちろんのこと、アンティーク市など、バラエティ豊かなおすすめマーケットをピックアップ。その街を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

※日時が変更になる場合もございますので、お出かけの際にはあらかじめご確認ください。

Münchenミュンヘン周辺のマーケットは、新鮮食材の宝庫

ミュンヘン
新鮮な食材がマーケットの魅力
ミュンヘン
古い農家を改築した、エルディング郡の農家のマーケット
ミュンヘン
春を告げる花々が、季節の移り変わりを知らせます
  • 私の街のレポーター:ミュンヘン
  • ミュンヘン市内には、マリエン広場近くの有名なヴィクトゥアリエン・マーケットを含む、4つの常設マーケットがあります。その中から今回ご紹介するのは、バイエルン王家出身のオーストリア公妃シシー(Sissi)にちなんだ名を持つ、1903年からシュバービングの住民に愛されてきたエリザベス・マーケット。チーズとワイン、ビオの肉や新鮮な魚など、美味しい食材がおしゃれにディスプレイされています。イートインやテイクアウトもできるデリは、近隣の住民や会社員などで特に昼食時ににぎわいをみせます。小さなビアガーデンも併設されているので、夏場には涼しい木陰でビールも楽しめます。街中でほっと一息つける憩いの場です。

    ミュンヘン市内の移動式ヴォッヘンマルクトは約40カ所。月曜から土曜まで毎日、どこかしらで定期的に開催されているのです。食材やパンにケーキ、そして花や鉢植え、季節のデコレーションなど、日常生活品が中心です。これらの移動マーケットは、ミュンヘン市内の居住者が増え始めた50年代に市民の買い物事情を補強するために始まったものだということです。したがって住宅地で開かれていることが多いのですが、変わり種はピナコテーク・デア・モデルネ美術館前のマーケットでしょう。美術館の真ん前というのは、珍しいロケーションです。週末の土曜日に、フレッシュな食材と美術館の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

    さて、最近のトレンドとして、ミュンヘン近郊では農家のマーケットの開催が増えているそうです。もともと農業国であるバイエルン州では、都市部から少し離れると豊かな農村地帯が広がります。地産地消、そして生産者の顔が見えるマーケットは、流通経路が短いこともあって、新鮮かつ安価でビオな食材が買えるのが人気の理由です。近郊の住民が増加しているため需要が高まっていることも、この傾向を後押ししています。都市部のマーケットとはまた一味違った商品が見つかることもあるので、近郊にお出かけの際に立ち寄ってみるのも一興です。例えばエルディング郡の農家のマーケットでは、手作りケーキや窯焼きパン、放し飼いの鶏の肉、自家製の燻製魚、季節によってはジビエも買うことができます。(Text & Photos:Yoshie Utsumi)

    • エリザベス・マーケット(Elisabethmarkt)
      Elisabethplatz, 80801 München
      月〜金曜9:00~18:00、土曜8:00~14:00
    • ピナコテーク・モデルネ美術館前のマーケット
      Barer Str.40, 80333 München
      土曜7:00~13:00
    • エルディング郡の農家のマーケット(Bauernmarkt)
      Taufkirchener Str.24, 85435 Erding
      金曜12:00~16:30
     
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