「はい、みんなもいっしょに~♪アーイ、アーイ、おさーるさーんだよー」と、歌のお兄さんが盛り立てます。それとともに子どもたちも立ち上がって、振りを付けながらリズムに乗って踊り出しました。
1月26日(土)に子どもたちと父兄、合わせて約600人を日本人学校に無料招待して行われた「ガドガド2008デュッセルドルフ公演」。会場で過ごした約2時間は、日本を離れて異国に住む子どもたちが、久しぶりに母国の歌に触れたひとときとなりました。
寸劇で盛り上げた日本人学校の先生たち
このイベントは、全日空が毎年1度海外で主催しているもので、今年はここデュッセルドルフだけでなく、フランクフルト、ジュネーブ、パリ、ロンドン、ブリュッセル、バルセロナの計7都市、そして2月には初開催となるアメリカのシカゴ、ボストン、ニューヨークの3都市で公演を行う予定とのこと。欧州公演の参加者の数は、4000人にもなるそうです。
日本から招聘されたガドガドは、NHK「おかあさんといっしょ」にも出演する歌のお兄さんグループで、歌あり、楽器演奏あり、寸劇ありと、子どもだけでなく大人をも飽きさせません。それぞれ自作の楽器を持参してきた子どもたちは、ペットボトルにお米を入れたもの、スプーンを2本合わせたものなどのアイデア楽器を手に、いっしょに演奏を楽しんでいました。
終盤には、デュッセルドルフ日本人学校の先生たちがパフォーマンスをしたり、全日空の「歌のうまい3人娘」が舞台で子どもたちといっしょに振り付きの輪唱をしたりと、内容も盛りだくさん。今回募集した「作詞コンテスト」の発表も行われ、デュッセルドルフ賞には、日本人学校2年生が作詞した「夢の翼」が選ばれました。
出演者も参加者もいっしょに
毎年この日を楽しみにしている子どもも多いというガドガド公演。興奮気味に会場を後にする表情を見ていると、2時間の満足度がひしひしと伝わってきました。
編集者歴もうすぐ10年。好きな3大名所は、オクトーバーフェストとレーパーバーンと冬のオホーツク海。もうすぐやって来る白い季節を楽しみに待つこの頃です。今冬の目標は「氷のホテル」に泊まること。