幸い、私がこの原稿を執筆している今日、窓の外はというと、半袖シャツで過ごすことが出来るほど、きれいに晴れ渡っています。しかし、ハンブルクではここ最近、既に6月に入ったにも関わらず、雨の降る日が続いたり、もしくは一日中曇っていたりと、ドイツ人の大好きな公園での日光浴や散歩を楽しむことができない日々が続いていました。
では、このように天気があまり思わしくない日、ハンブルクの人はどのように過ごしているのでしょうか?ということで、今回は、雨の日でも楽しむことができるハンブルクのスポットを紹介させて頂きたいと思います。
アルスター湖畔から見た風景
昨年10月、アルスター湖畔、市庁舎からすぐの場所に「ヨーロッパ・パサージュ」というショッピングモールが誕生しました。オープンからまだ半年ということもあり、観光ガイドブックでは、まだそれほど紹介されてはいないのではないでしょうか。モール内は5階建てになっており、その高さはなんと160メートルにも達します。そして、ファッション・アクセサリー店を中心として、その他レストランやカフェ等も合わせて120店舗が連なっています。また、地下鉄の駅からモールへの入り口が繋がっているため、例え外で土砂降りの雨が降っていようとも、全く雨に濡れずに済むことが出来ます。お店の閉まっている日曜日でさえも、このモール内でウィンドー・ショッピングを楽しんでいる人々をよく目にします。また、家族連れを始め、お年寄りや若者まで様々な人がこのモール内で買い物や食事を楽しんでいる姿が見受けられます。最近では季節柄、アイス屋さんの前に多くの人が集まっています。
正面玄関
ハンブルクは、商業・貿易・文化の中心地と言われるように、次々と新しいものを取り入れます。市庁舎の近くに、大型ショッピングモールというように、古い文化と新しい文化が共存しています。そして私は、この大都市ならではのハンブルクの魅力を、雨の日に再発見することができたのでした。
モール内
去年の夏から、交換留学生と してハンブルク大学で勉強中。日本では、東京の大学で政治学を学ぶ。学生ならではの視点で、ハンブルクのあれこれを紹介します。