ジャパンダイジェスト

「SEA LIFE」水族館

少し肌寒い8月のある日、娘を連れて、昨年の4月にオープンした水族館「SEA LIFE」に行ってきました。場所は、オリンピック公園にあるオリンピック湖のそば。平日なのであまり混んでいないだろうと想像していたにもかかわらず、入口で30分待ちでした。

長蛇の列
入口前の長蛇の列

入館するとすぐに「気に入ったら出口で受け取ってください」と声をかけられ、お魚の背景の前で写真撮影。この有料写真サービスは、大阪の海遊館とまったく同じで、水族館に国境はないんだ、と思わず感心してしまいました。

「イザール川」「ドナウ川」「黒海」「海草の草原」「難破船」「地中海のトンネル」等、迷路のようにいくつものコーナーに分かれていて、館内がいっぱいにならないように、人数制限が設けられています。

私が一番気に入ったコーナーは「魚の輪」です。数百匹の小さい魚が、天井と円形の壁一面に泳いでいます。ふーと瞑想の世界に入りそうになりました。そして「トラザメの赤ちゃん」。見た目がセルロイドでできた殻のような卵の中 で、元気に動いているのがわかります。不思議な卵の中で育つトラザメの赤ちゃんの姿に、生命の神秘を感じました。海賊人気のせいか、大きな海賊のガイコツ人形の姿もあり、必死に見ようとして鼻を思いっきり強化ガラスにぶつけてしまいました。今年の人気者は、「タツノオトシゴ」のようで、かわいらしい姿に見入っている人たちでいっぱいでした。

トラザメの赤ちゃん
トラザメの赤ちゃん

タツノオトシゴ
タツノオトシゴ

出口付近には、「砂遊び」や「ミニレゴランド」など子どもが遊べるコーナーもあり、お誕生会の場として楽しむこともできるようです。子どもたちにとってはまさに夢の王国ですね。

「SEA LIFE」は、欧州9カ国26カ所、ドイツには10カ所あります。動物愛護団体と提携しているため「SOS」コーナーがあり、海の生物たちが安全に暮らせるように呼びかけているのがこの水族館の最大な特色と言えるでしょう。みなさんも一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

www.sealifeeurope.com

ゲッベルみどり
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/
 
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