この夏、お気に入りのお店がひとつ増えました。それは、フランクフルト南部ザクセンハウゼンにあるアイスクリームとチョコレートのお店ドゥルセ(Dulce)。4月にオープンしたばかりの、落ち着いたお洒落なカフェです。
ショーケースには常時16種類のアイスクリーム、オリジナルのチョコレート、ケーキやクッキーなど、甘い誘惑が待ち受けています。そして、このスイーツたちはすべてDulceオリジナル。アイデアも製法もスイーツも、すべてがお店のキッチンで誕生します。
夏はオープンカフェを楽しめます
店内はカフェでくつろぐ人、アイスクリームをテイクアウトする人でいっぱいで、常連も少なくない様子です。その人気の秘密をお店のオーナーから少し教えてもらいました。
まずは夏の味覚のひとつシャーベット。濃厚なのにさっぱりとした味わい、まったりとした舌触りは、素材の自然さを生かしているからとのこと。材料の80パーセント以上が果汁で、酸味も甘みも天然そのもの。シャーベットに限らずアイスクリームも健康的に味わってもらえるよう添加物を使用せず、少しずつ作ってフレッシュな状態で楽しんでもらえるよう心がけているそうです。また、フランクフルト名物りんご酒のシャーベットを開発するなど、ユニークな種類も取り揃えています。
レジのお隣のディスプレイ。ついつい手が伸びそうです
チョコレートもまた人気商品で、特にフランクフルトオリジナルという珍しさという点でもプレゼントに喜ばれるようです。パッケージにもこだわって、高級感と季節感を大切にしています。最近では、クリスマスプレゼント用のパッケージにプラリネの詰め合わせ、という注文が企業から増えているそうです。
季節によって変わるチョコレートのパッケージ
手作りのスイーツ、健康志向のシャーベットやアイスクリーム、オリジナルのチョコレートなど、すべてに気配りが込められていて、ファンが多いことも納得です。幸せな甘いひとときを求めて、私も足繁く通ってしまいそうです。
Dulce Chocolate & Ice Cream
Schweizer Str. 43, 60594 Frankfurt/M
www.dulce-chocolate.com
九州出身。2003年よりフランクフルト在住。ヒマさえあれば美味しいお店の開拓とダンスに明け暮れている。旅行・映画・仕事など、人生を楽しくしてくれるものは何でも好き。