~IAAフランクフルト国際モーターショー~
9月半ばの2週間、フランクフルトにいつも以上の活気が吹き込まれました。2年に1度の国際モーターショーIAAが開催されたからです。
今回で62回目を数える世界最大規模のこのモーターショーは、9月11日のプレスデーでスタートし、15日~23日が一般公開日でした。週末を利用して、私もその盛況ぶりを体験しに行ってみました。
今回のIAAでは88車種が世界初公開となったそうです。大手自動車メーカーは新モデルのお披露目に特に余念がありません。ファッションショーのようなステージあり、洗練された高級感あふれるブースあり、かと思うとクラブシーンのようなコーナーありと、各メーカーの個性が前面に表れていました。インタビューやイベント、めったにお目にかかれないレーシングカーの展示など、来場者を引きつけ、クルマの魅力を知ってもらうアイデアも多彩です。クルマ本体はもちろんのこと、各社の華やかなプレゼンテーションに魅せられた来場者も少なくなかったはずです。
MINIのユニークなブース
モーターショーでは、さまざまなクルマを体験できるのも大きな魅力の一つです。購入を計画していなくても、実際に見て、試乗し、将来の愛車への夢を掻き立てられてしまった方もいたのではないでしょうか。また、屋外の特設アウトドアコースでは、四輪駆動車を駆ってちょっとワイルドな試乗を楽しむ人々の姿も見られました。新しいモデルと一緒に、クルマの新しい楽しみ方との出会いもあったようです。
クルマの最新トレンドとテクノロジーを紹介するIAA。今回は、環境へ配慮した技術が注目を浴び、クルマへの知的アプローチもしやすくなっていました。知性と感性を動員して、抜群の性能やデザインのクルマを体験するひとときは、大人にとってまたとないアミューズメントだったのではないでしょうか。
イルミネーションによる演出が圧巻のメルセデスホール
九州出身。2003年よりフランクフルト在住。ヒマさえあれば美味しいお店の開拓とダンスに明け暮れている。旅行・映画・仕事など、人生を楽しくしてくれるものは何でも好き。