1989年5月11日、大阪市とハンブルク市は姉妹都市提携を結びました。以来、この二つの港湾都市は、文化、教育、経済など多方面にわたり交流を続けています。その35周年を記念し、2024年の6月23日(日)に「日本フェスティバル-大阪ハンブルク35周年」が開催されました。在ハンブルク日本領事館とハンブルク独日協会の共催で、会場は市内公園のプランテン・ウン・ブローメン内の日本庭園。今年は毎年春の恒例行事である「桜まつり」がキャンセルとなったこともあり、ハンブルクの日本大好きドイツ人たちは、今回の日本フェスティバルを楽しみにしていたことでしょう。この日はお天気にも恵まれ、当日は多くの訪問者で大盛況でした。
開会式では大阪市長らの挨拶がありました
ハンブルクと大阪は、10周年ごとに記念行事を行ってきました。例えば、1999年には10周年記念としてハンブルクで「大阪デイ」が開かれ、2009年の20周年には、ハーフェンシティに「Osakaallee」(大阪通り)という名の通りができ、その標識の除幕式が行われました(全然知らなかったです……)。そしてこれも知らなかったのですが、大阪市にも「ハンブルク通り」があるそうです!
着物姿がかわいい!日本人学校の生徒さんたちの合唱
さて、今回の日本フェスティバルは、文化、芸術、スポーツ、音楽、そして日本食など、多方面の分野から日本を体験して味わえる楽しい企画でした。和太鼓のグループ、日本人学校の生徒たちによる合唱、剣道のパフォーマンスをはじめ、指圧や囲碁のテントもあり、多くの人が参加していました。特にドイツ人に人気だったのは、着物の着付けを体験できるお店。着物を着るのに憧れがあるのでしょうか、楽しそうに着物姿を撮り合う人々を見かけました。ほかにも浮世絵や日本人形、手ぬぐい、風呂敷などの和風小物、アニメ本や盆栽の出店も。折り紙や書道のワークショップでは、プレゼンターの器用な手さばき、筆さばきを真剣に見つめるドイツ人の参加者で盛り上がっていました。
万博マスコット「みゃくみゃく」が登場!
私のお目当ては、もちろん日本食!大きくて熱々のからあげ、お寿司、おにぎり、和菓子、たこ焼きなど、全部食べたかったのですがどこも長蛇の列。やっとのことで、からあげ、お寿司、おにぎりをゲットし、息子夫婦と孫と頬張りました。するとそこへ、人混みをかき分けて、へんてこりんな着ぐるみがやってきました。2025年に開催予定の大阪・関西万博のマスコットキャラクター「みゃくみゃく」です。今回、万博のPRを兼ねてはるばる大阪からやって来た「みゃくみゃく」、子どもたちを喜ばせていましたが、とにかく暑そうでした。お疲れ様でした!
ハンブルグ郊外のヴェーデル市在住。ドイツ在住38年。現地幼稚園で保育士として働いている。好きなことは、カリグラフィー、お散歩、ケーキ作り、映画鑑賞。定年に向けて、第二の人生を模索中。