TK Techniker
Mo. 27. Sep. 2021

ドイツはビールだけじゃない! シュリアー湖畔のウイスキー蒸溜所

バイエルンといえば、世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が有名ですね。1リットルジョッキのビールを飲むためだけにドイツを訪れるという人も少なくありません。一方で、最近はウイスキーの人気も高まってきているのをご存じでしょうか? ドイツ国内でウイスキー生産が本格的に始まったのは1982年と歴史自体はまだ浅いものの、今や日本(約40カ所)やスコットランド(約130カ所)を上回る、200以上もの蒸留所が存在するそうです。

聖シクストゥス教会と澄明なシュリアー湖聖シクストゥス教会と澄明なシュリアー湖

ドイツを代表するシングルモルトとなったのが、SLYRSというバイエルン産のウイスキー。この醸造所は1999年に、シュリアー湖周辺の小さな街Fischhausen-Neuhausにあるシュナップスの蒸留所を改造して誕生。今回、この蒸留所を見学しつつ、周辺地域を散策してきました。

当日は、ミュンヘン中央駅からバイエルンチケットでBOB(バイエルン高速鉄道)に乗り、シュリアー湖駅で下車。爽やかな湖の周りをぶらぶら散歩しました。天気が良かったので、バイクツーリングをしたり、ピクニックシートを広げたり、水に浸かる人もちらほら見かけます。バイエルン州は海に面していないため、夏になると湖水浴がとても人気です。シュリアー湖の大きさは、お隣の有名なテーゲルン湖の約4分の1しかありませんが、山並みや湖畔の教会など、水辺からの眺めは絶景です。

スタイリッシュな店内には多様な商品が並べられていますスタイリッシュな店内には多様な商品が並べられています

そして到着したSLYRSの蒸留所。受付で見学希望の旨を伝え、チケットを購入して蒸留所の中へ入りました。扉が開いた瞬間に、スモーキーな香りがフワッと漂ってきます。醸造所内では、糖化から発酵、蒸留、熟成までのプロセスに関する説明が書かれたパネルを読みながら進みます。熟成の年数ごとに、ウイスキーが透明色から黄金色に変わっていく流れなども可視化されていて、とても面白かったです。

スロープを上がると、見渡しが良い開放的な部屋でウイスキーとウイスキーリキュールの試飲をすることができました。

バヴァリアンウイスキー「SLYRS」の蒸留所の内部バヴァリアンウイスキー「SLYRS」の蒸留所の内部

その日の混み具合にも寄りますが、見学時間は1時間かからない程度だと思います。予約すればガイドツアーなどにも参加できるので、ウイスキー好きの方や、より詳しく知りたい方にはそちらもおすすめです。

さらに敷地内にはカフェもあり、テラス席からはアルプスの景色を楽しむことができます。ちなみに、ここから見えるWendelsteinという山(標高1838メートル)の頂上には、ドイツ一標高が高いといわれる教会があります。ケーブルカーやラック式鉄道が運行しており、歩いて登りたいという方にはハイキングコースも。1日をフルに満喫するなら、朝この辺りの山に登ってから湖や蒸留所に寄ることもおすすめです。おいしいお酒を味わって、さらに大自然にも癒される「大人の遠足」を、ぜひ楽しんでみてください。

大浦 詩織カミラ(おおうら しおり)
ミュンヘン生まれ、10歳ごろから京都育ち。大学卒業後、再びミュンヘンに戻る。もともと異文化教育や日独間のコミュニケーションに興味があり、ドイツのPR会社Storymakerに就職。J-BIG編集部として、在独日系企業の情報発信も行っている。 www.j-big.de

 
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