4年に1度行われるドイツ語圏では最古の農業展示会「バイエルン中央農業祭り(Bayerisches Zentral-Landwirtschaftsfest)」が9月20日から28日まで開催されました。場所は世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」と同じ、テレージエンヴィーゼです。
入場料12.50ユーロを払って、金曜日のお昼12時ぴったりに敷地内に1人で入ったはいいものの、トラックや木を切るマシーンなど農業用大型機械の大群を目の当たりにし、もしかして場違いなところに来てしまったのかもしれないと少し不安に思ってしまいました。
お祭りの会場
まずは落ち着こうと思い、先に購入したカタログを見て敷地内の地図と今日のハイライトプログラムを確認。12時に展示ホール14で動物ショー、13時に展示ホール9で料理ショー、14時にトラック会場で馬のショーを見ることに決めました。
ホール14には、ヒツジ、ウマ、ブタ、ウシ、ウサギなど毛並みの良い動物から鳥や魚までいて、みんなとてもかわいかったです。特にブタのお母さんが10匹の赤ちゃんブタにおっぱいをあげている姿には感動してしまいました。どこの世界でも母は強しですね。
何とも微笑ましい光景です
ホール9の料理ショーも素晴らしく、バイエルン方言を話す料理長さんがビールを使った料理の紹介をしてくれました。「フライパンで調理するときはヘラを2つ使うこと」とか、「冷たい手で玉ねぎは切らないこと」など、料理のコツも教わりました。また、トラック会場での馬のショーは、きらびやかに美しい馬たちが颯爽と登場して観客を沸かせてくれました。
12万平方メートルの敷地は、オクトーバーフェストに負けないくらい、とても混んでいて、ご年配のご夫婦や子ども連れ、若いカップルの姿もあり、みんなで楽しめるイベントだと思います。次回は2012年の秋に開催されます。みなさん、お見逃しなく!
料理ショー。みんな思わず真剣に!
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/