ジャパンダイジェスト

創立35周年を祝う!シュトゥットガルト日本人会の新年会

毎年楽しみにしているシュトゥットガルト日本人会主催の新年会に、今年も家族で参加してきました。200人以上が集う会場には、笑い声や話し声が絶え間なく響き、明るい一年を予感させる活気に満ちていました。新年会は、和装姿の古こざき嵜会長の新年のあいさつに始まり、ミュンヘン総領事やバーデン=ヴュルテンベルク独日協会会長、在シュトゥットガルト日本国名誉領事事務所の代表の祝辞が述べられます。続いて、剣道部「翔馬道場」の子どもたちが元気に演武を見せ、地歌舞サークルの華やかな舞や、居合いサークルの迫力ある日本刀の演技が観客を魅了しました。さらに、今や国内外で大活躍中のよさこいグループ「轟とどろきTodoroki Yosakoi」のダイナミックな踊りと和楽器の演奏に、会場から歓声が上がります。

日本の伝統の舞「地歌舞古澤流」。年齢問わず始められ、体験レッスンもできますよ!日本の伝統の舞「地歌舞古澤流」。年齢問わず始められ、体験レッスンもできますよ!

その後、午前中の総会で選出された新役員が紹介され、会場から温かい拍手が贈られました。今回の新年会は、シュトゥットガルト日本人会が設立35周年を迎える記念すべき年の幕開けでもありました。当初12名の法人会員でスタートしたこの会は、現在では法人会員・個人会員を合わせて約350家族を超える大きな会に成長しています。シュヴァーベン地方で生活する日本人の寄り合いの場として、新年会、夏祭り、忘年会を柱に、スポーツや観劇、ハイキングなど幅広いイベントを年間を通じて企画。日本人同士の交流を深めるだけでなく、地域への適応をサポートする場ともなっています。私の子どもたちも、日本人会のイベントを通じて日本文化に触れる機会を多くいただいてきました。彼らにとって、ここでの体験が「日本」を感じる経験になっていると実感しています。

「轟」の演舞に会場が盛り上がりました!「轟」の演舞に会場が盛り上がりました!

日本人会の創立35周年を記念して、今年のお花見の際に「被ばく樹」の植樹式典が行われるとの発表がありました。「被ばく樹」とは、広島で原爆の被害を受けながらも生き残った木々のこと。平和の象徴としてその苗木を世界中に移植し、核兵器廃絶と平和の大切さを広める活動が行われています。この地でも、平和の象徴として大きく育ってくれることを願います。

新年会の後半には、餅つきが行われます。子どもたちが元気いっぱいにきねを振り下ろし、つきたてのおもちが磯部餅やあんこ餅として振る舞われました。そして締めを飾るのは、大福引大会。日系エアライン各社からの高価なチケットや、人気日本食レストランのお食事券などの豪華賞品がズラリと並び、大いに盛り上がりました。私たちはなんと、北海道産のお米とサーモスのスープジャーが当たり、大感激! 素晴らしい一年になると確信しました。

シュトゥットガルト日本人会:www.japan-club-stuttgart.de

久次( ひさつぎ ) 貴子( たかこ )
おんせん県出身。ドイツ人の夫と二人の子どもと日独いいとこどりの暮らし。 昼間はリロケーションサポートのお仕事。趣味は夜な夜な糀作り。とある村の朝の風景をインスタグラムで発信中。
Instagram:@takako_miyabi_deutschland

 
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