19 Juni 2015 Nr.1004
6月24日は、聖ヨハネの日。この日、シュパーゲル農家は最後のシュパーゲルを収穫するそうだ。春の訪れとともに市場に並び、ドイツ人を熱狂させた「畑の象牙」「白い黄金」を味わえる日々も、もうすぐ終わり。まだシュパーゲルを食べていないという皆さんは急いで!! かく言う私も、今年はまだレストランのシュパーゲル・メニューを堪能していない。家でシュパーゲルをさっと茹で、バター醤油でいただくのも良いが、やはりシーズン中にレストランの手作りオランデーズソースをたっぷりかけたシュパーゲル mit あつあつのシュニッツェルにかぶりつきたい! (羊)
随分前のことですが、「鉄道パスを最大限有効に活用する旅」を思い立ち、ドイツからノルウェーのナルヴィクという港町まで、夜行列車を2日間乗り継いで北上したことがありました。夜、ケルン中央駅を出発し、翌朝デンマークのコペンハーゲンに到着。高速列車に乗り換えてストックホルムまで移動し、そこからさらに夜行列車でナルヴィクまで。レイルパス2日分(当時8000円前後)で約2800kmの大移動。寝台車に2泊するのはさすがに少し疲れましたが、スウェーデンとノルウェーの国境辺りから眼下に現れたフィヨルドは、写真を撮るのも忘れるほどの絶景でした。(凡)
ドイツには、あっと驚くような人名や菓子名が多い。まずは、エクレア。Liebes Knochen(愛の骨)と、これは見た目と甘いお菓子からして、ぴったりの名前だ。しかし、可愛いらしいハート型のパイ、パルミエはSchweinsöhrchen(豚の耳)。なぜ耳? 見た目から判断するなら、まだ豚の鼻のほうが納得できる。ドイツの姓はさらに興味深い。Kleiner (より小さい)、Hass(憎しみ)、Schweinsteiger(豚に登る人)、Knoblauch(にんにく)、Schmeckbier (美味しいビール)などなど。とはいえ、日本の名前も、外国人には面白く響くものが多数あるのだろう。(探)
市内にある市営温水プール。前からその存在を知ってはいたものの、建物は古く、外観はいかにも “ドイツ”“市営”のイメージにぴったりな灰色一色。プールの水は奇麗なのか? ロッカーは? 行ったことがあるという友人もなく、ずっとためらっていた。しかし、運動不足を解消せねばと一念発起! 施設の中は実際、本当に質素であった。更衣室には、プールほどある面積に個室の小部屋がずらり。そして、やはりドイツ。掃除に抜かりはない。結論として、古いが清潔なのであった。市営だからと侮ってはいけない。今年は屋外プールデビューも果たしてみよう。(鼠)