ジャパンダイジェスト

フランクフルトの夏のイベント

夏の予定が気になるこの季節。今回は、フランクフルトの夏のイベントをご紹介しましょう。

まずは、夏休みを迎えた子どもたちが喜ぶ、期間限定の遊び場を3つ。1つ目はマイン川沿いに楽しい遊具が並ぶ「Mainspiele」です。トランポリンや巨大ボールなどの遊具が設置され、連日子どもたちの熱気に包まれます。フェイスペイントや海賊船クルーズ、砂遊び、お絵描きコーナーなど、年齢に応じた遊びが用意されているので、連れて行く親としても嬉しい限りです。2つ目はアルテオーパー(Alte Oper)前に登場する野外遊戯場「Opernspiele」です。街中なので気軽に立ち寄ることができ、近くのおしゃれなお店やカフェに行くついでに子どもたちを遊ばせられるのも魅力。劇場前にある噴水での水遊びもお勧めです。そして3つ目は雨でも安心、屋内で開かれるレゴコンテスト「LegoBaustelle」。用意されたレゴブロックで作品を作り、優秀賞を決めます。親子で参加したら、子どもよりも親が夢中になってしまったりして……。会場はギュンテルスブルク公園(Güntersburgpark)内にあるので、天気が良ければ外の噴水で水遊びもできます。

レゴコンテスト
個性豊かな作品が揃うレゴコンテスト

続いて、絶対に外せない夏の2大イベントをご紹介します。その1つが、伝統ある「Mainfest」。レーマー広場(Römerberg)からマイン川沿岸にかけて、屋台や遊園地のアトラクションが並びます。レーマー広場での野外音楽ライブに始まり、日曜にはジョストと言われる水上一騎打ち大会で盛り上がり、最終日の夜は華やかな花火で幕を閉じます。夏と言えば花火が定番の日本人にとっては、最高のフィナーレですね。

もう1つは、毎年8月末に開かれる「Museumsuferfest」です。4ユーロの共通券で期間中、市内の博物館に入り放題。マイン川沿いの博物館通りは歩行者天国となり、各国料理の屋台や野外ステージでの音楽ライブ、マイン川でのドラゴンボートレースなど、博物館の展示にとどまらない様々なプログラムを通して、大人も子どもも思い思いに過ぎ行く夏を惜しみつつ、夜まで盛り上がります。

私もこのような恒例のイベントに積極的に参加して、ドイツの短い夏を満喫したいと思います。

Museumsuferfest
Museumsuferfestでは、普段は車の行き交う道沿いに
露店が軒を連ねる

Mainspiele:7月18日まで
11:00~19:00 マイン川南岸

Opernspiele:7月26日~8月12日
11:00~19:00 アルテオーパー前

LegoBaustelle:7月29日まで
10:00~18:00 ギュンテルスブルク公園内オランジェリー(Orangerie)

Mainfest:8月3日~6日
3&4日12:00~01:00、5&6日12:00~24:00
レーマー広場~マインカイ(Mainkai)

Museumsuferfest:8月24日~26日
24日15:00~01:00、25日11:00~01:00、26日11:00~24:00
マイン川両岸および市内博物館

ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。
 
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