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Mo. 16. Jul. 2018

ミュンヘン郊外のバロック城シュライスハイム

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本格的な寒さが訪れると、博物館や美術館、音楽会や各種スポーツ試合などの催しに惹かれるようになります。今回は、ミュンヘン北の郊外に位置するシュライスハイム城(Schloss Schleißheim ※庭園は入場無料、建物内は有料)をご紹介しましょう。

新城<
バロック様式の、華麗な新城

このお城は、17世紀初頭にある公爵により建てられた旧城(Altes Schloss)と、1726年に城主である選帝侯の死の直前に完成した新城(Neues Schloss)、狩りのための別館ルストハイム城(Schloss Lustheim)、そしてこれらの建物をつなぐ庭園(Hof gart en)からなります。バイエルン王家であるヴィッテルスバッハ家に属する中でも最大規模の城の一つで、フランスで学んだ宮廷建築家による新城はヨーロッパでも有数の美しさを誇る後期バロック様式の建築です。また、同じくバロック様式で設えられた庭園には、当時最先端のフランス式の水路システムが施されています。新城の内装は豪華かつ華麗で、当時の王侯貴族の趣味志向とバイエルン王家の豊かさが感じられます。旧城は北イタリアのヴィラ建築を参考にした後期ルネサンス様式のお城ですが、内装が第二次世界大戦時に大きく破壊されてしまったため、戦後大規模な修復が行われたそうです。中庭には戦死者を悼む記念碑が設置されていました。別館ルストハイム城は、17世紀後半、城主である選帝侯の結婚時に建てられたもので、新城からバロック庭園を挟んだ反対側に見ることができます。

私が訪れた日は天気が良かったので、新城からルストハイム城を目指して庭を歩いてみました。広い庭には豊かな水量を湛えた水路が設置されていて、中央水路周辺には同じように散策を楽しむ人が大勢いましたが、副水路が通る庭園の南側は少し離れているためか、静かです。枯葉を踏むカサコソという音に耳をすませ、規則的でありながら迷路のようにも感じられる散策路や、幾何学的な庭園とは違い自然の風情を残す一角など、あちこち眺めながらながらゆっくり歩くと、結構長い距離を歩いた感じになりました。また、庭園の北側には広い果樹園があったのでお城で栽培される果物に興味が湧きましたが、残念ながら一般には公開されていませんでした。ルストハイム城では結婚式の写真撮影をするカップルがいたりなど、もしかすると城主にちなんだ人気スポットなのかもしれませんね。

新城
秋の日を浴びて美しく輝く新城

天気が良ければビアガーデン、また、マーケットの開催や、休暇時期には子供向けのガイドツアーなどもあるようです。ミュンヘン市内から少し離れたオーバーシュライスハイムのごく普通の住宅地からほど近いので、「あら、こんなところに」と感じるちょっと意外なロケーションのお城を訪れてみてはいかがでしょうか。

シュロッサンラーゲ・シュライスハイム: www.schloesser-schleissheim.de
Yoshie Utsumi
日独の自動車部品会社での営業・マーケティング部門勤務を経て、現在はフリーランスで 通訳・市場調査を行う。サイエンスマーケティング修士。夫と猫3匹と暮らし、ヨガを楽しむ。 2002年からミュンヘン近郊の小さな町ヴェルトに在住。
 
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