ジャパンダイジェスト

大迫力のスキージャンプ観戦と忘れられない選手たちとの交流

ミュンヘンからドイツアルプスまでは車で1時間程度と近く、夏はハイキング、冬はスキーを楽しむことができます。またガルミッシュ=パルテンキルヒェンやオーベルストドルフなどの山岳リゾート地では、スキーのジャンプ台が突如として目の前に現れると、その大きさに圧倒されます。今回は、1月26日(日)にオーベルストドルフで行われたスキージャンプ・ワールドカップの試合を観戦するツアーをミュンヘン日本人会が企画しましたので、その模様をレポートします。

日本代表選手を囲んでの記念撮影日本代表選手を囲んでの記念撮影

スキージャンプといえば、過去には長野オリンピックでの船木和喜選手や原田雅彦選手らの団体金メダルをはじめ、最近では2022年北京オリンピックでの小林 陵侑 りょうゆう 選手の金メダルなどが記憶に新しいと思います。スキージャンプのワールドカップは毎年11~3月の期間、欧州を中心に約30試合が開催され、ドイツやオーストリアなど、私が住むミュンヘンから車や電車で数時間の場所でもたくさんの試合が行われています。今回の試合に使われたHeini-Klopfer-Skiflugschanzeは、ラージヒルよりも大きいフライングヒルという世界に数台しかない大きなジャンプ台で、200メートル以上の飛行距離を競います。

フライングヒルの巨大なジャンプ台を飛ぶ選手の姿は圧巻フライングヒルの巨大なジャンプ台を飛ぶ選手の姿は圧巻

今回、ミュンヘン日本人会の呼びかけで集まったのは、ミュンヘンおよび近郊に住む社会人や大学生、ミュンヘン日本人国際学校の生徒など総勢33名。そのほとんどが、スキージャンプの試合を生で観戦するのが初めてで、競技前からそわそわしていました。競技会場には露店が立ち並び、ハンバーガーやグリューワインなどが楽しめる冬フェスのような様相。参加者の気持ちも自然と高ぶってきました。

いよいよ競技開始です。欧州を中心に世界中から集まった選手たち。彼らを応援する各国の旗が会場を染めるなか、日本選手6名が登場しました。選手が飛ぶたびに、参加者全員で日本の国旗を振り、会場に響き渡るほどの大きな声援を送ります。目の前で200メートル以上の距離を飛ぶ選手の姿、音、熱い会場の雰囲気、その全てが圧巻でした。

興奮冷めやまないなか、試合後には日本選手団の計らいにより、なんと選手との交流会の時間を取っていただけることに! 選手・スタッフの皆さんを囲んでの記念撮影など、幸せな時間を過ごしました。そして6名の選手の直筆サインが参加者全員に渡されるというサプライズも。参加者たちはすっかり選手の方々の大ファンになり、夢心地のまま帰路に就きました。

日の丸を振って日本選手に声援を送ります!日の丸を振って日本選手に声援を送ります!

来シーズンの2026年2月には、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催されるので、オリンピックの舞台での選手たちの活躍が楽しみです。これからもスキージャンプファンの一人として、日本選手たちを応援していきたいと思います。

Snow Japan スキージャンプのインスタグラム:@snow_japan_ski_jump_team

神田 浩一郎(かんだ こういちろう)
駐在員として赴任したミュンヘンで、自然や文化、人々に魅了され、2019年に完全移住。「ミュンヘン山の会」のメンバーとして月に1~2度ハイキングを企画したり、山歩きの魅力やミュンヘンでの日常生活を発信したりしている。
Instagram:@yama.trip.music_kou

 
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