10月の秋晴れの日曜日、私は家族と一緒に路面電車に揺られながら、ミュンヘン南部に位置する欧州最大の映画スタジオ「ババリア映画村(Bavaria Filmstadt)」に行ってきました。
映画村の入り口
まずは駐車場に観光バスが15台も並んでいるのを見てびっくり。そして大人11ユーロ、子ども8ユーロの入場料にガイドツアーが含まれていることにもびっくりしてしまいました。この映画スタジオは、自由に見て回ることができない仕組みになっているのです。さすがセキュリティ大国ドイツですよね。別料金で4D体感劇場とスタントショーのアトラクションがあり、どちらも見たかったのですが、4D体感劇場の方は子どもの身長が122センチ以上必要ということで、残念ながら今回は体験できませんでした。
45分のスタントショーにはアメリカの町のセットが使われ、警察官や泥棒に扮した俳優さんたちが、本番直前に観客から選ばれた男女4人と一緒に、発砲シーンやパトカーでのチェイスシーン等、迫力満点のショーを繰り広げてくれました。
1時間半のガイドツアーでは、「ネバー・エンディング・ストーリー(Die unendliche Geschichte)」の白竜ファルコンを見たり、ドイツの伝説的な映画「Uボート(Das Boot)」の潜水艦の中を歩いたり、ドイツ赤軍をテーマにした公開中の映画「バーダー・マインホフ・コンプレックス(Der Baader Meinhof Komplex)」に出てくる牢獄を観察したり、子どもに大人気の「ワイルド少年(DWK5 - Die wilden Kerle: Hinter dem Horizont)」サッカーシーンを撮ったスタジオを見学したりと、本当に盛りだくさんな内容でした。
「ネバー・エンディング・ストーリー」の白竜ファルコンに乗る娘
そして一番の目玉は、観客全員参加の寸劇「ドリームシップ エピソード1((T)Raumschiff Surprise- Periode 1)」。ガイドが選んだ数人が演技して編集された短編映画を最後にみんなで見ることができるのです。娘は子役の1人に選ばれ、スペースシップの乗組員として楽しそうに踊っていました。お土産屋さんでDVDとして購入することもできるので、みなさんも未来のスターになることができるかもしれませんよ!
迫力満点のスタントショー
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/