ジャパンダイジェスト

アメリカナイズ化

ここ数年ミュンヘンでも、米系の店舗がやたら目立つにようになってきました。例えば2002年5月にドイツに進出し、猛烈な勢いで拡大し続けるアメリカのコーヒーショップ「スターバックスコーヒー」。「スタバ」は日本でも有名で、手軽にお持ち帰り用のコーヒーが買えるイメージがあります。

私の家の近くの大型ショッピングセンター「PEP」にも進出し、前を通るといつも人でいっぱいです。土曜日にふらっと中に入ってみると、ステンレス製の保温ポットとガラス製のマグカップが目に留まりました。のどが弱いので、絶えずお茶を飲むのに便利そうな保温ポットひとつと、お茶の色が丸見えでステキかなとマグカップ3つを、おいしそうなドーナツと一緒に大人買いしてしまいました。

starbucks

一番びっくりしたのは、カプチーノを注文した時のこと。名前を尋ねられ、カプチーノができた時に、「みどりさんのカプチーノ」と名前を呼ばれたんです。知り合いの日本人の話によると、日本のスタバではそうではないとか。ドイツの他の都市はどうなのでしょうか。

一方、「サンフランシスコ・コーヒーカンパニー」は1999年10月以来、ミュンヘンを中心にオープンし、現在バイエルン州とバーデンブルグ州に合わせて16店舗あります。またオデオンスプラッツ駅のすぐそばにあるSFCCは入りやすく、大きな肘掛椅子がごろごろしていて、ゆったりくつろぐことができます。こちらもスタバと同じように人だかりで、保温ポットやマグカップも売られています。コーヒーのセミナーも行われているようです。

SFCC

マクドナルドはもちろん大人気ですし、ドイツの中でも特に保守的な印象のあるここバイエルンでアメリカのファストフード産業が流行っていることには今さらながらとても驚かされます。手軽に入れて、手軽に飲食ができるため、国籍に関係なく、忙しい現代人に合っているのかもしれませんね。

ゲッベルみどり
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/
 
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