ミュンヘンの中心部にあるヴィクトゥアーリエンマルクト(Viktualienmarkt)。その外れに、「Chocolate & More」というチョコレートの専門店があります。クリスマス前にはチョコレートをはじめ、オーナーのクリスティーネさん選りすぐりのお菓子が間口4メートル程の店内に所狭しと並びます。ドイツではクリスマスが終われば、次のイベントは新年、イースターと続くところですが・・・・・・ちょっと待った! 今回は、日本人の皆さんにお馴染みのバレンタインデーへのご案内をお届けします。
皆さんは、「ラウエンシュタイン(Lauenstein)」というドイツのチョコレート・ブランドをご存知でしょうか?(ドイツ語読みではラウエンシュタインですが、日本ではローエンシュタインと呼ばれています)このブランドの発祥は、バイエルン州北部の街ルートヴィヒスシュタットにあるラウエンシュタインという地区。中世のお城「ラウエンシュタイン城」があることで有名な地です。ここにある老舗のチョコレートがミュンヘンの「Chocolate & More」に揃い、今やミュンヘンで人気のお土産の1つになっているのです。特に1つひとつが手作りのジュエリーのようなプラリーネは、とろけるような 舌触りで、チョコレート好きな人々を魅了しています。
食べるのがもったいないほど
きれいなプラリーネ
ラウエンシュタインは、実は日本で初めて紹介されてからすでに15年も経つ人気ブランドでもあります。日本での販売はバレンタインデーの時期のみだそうですが、現在では同商品を取り扱う百貨店やショッピングセンターは全国19店にも上るそうです。昨年末には2011年のバレンタインデーを前に、大阪の百貨店で開催予定の「バレンタインフェア」で販売される商品紹介のため、ラウエンシュタイン社にテレビ局の取材が入ったようです。
チョコレートが美味しいのはベルギーやフランスだけではありません。ドイツと言えば、ビールが定番ですが、次回のご帰国時にはプラリーネもお土産にいかがでしょうか。特にラウエンシュタインの社長トーマス・ルーガー氏ご自慢の「ビールのトリュフ」は、麦芽のコクの効いた香ばしい風味。後味がさらに絶妙で、ドイツでしか味わえない逸品です。
ドイツでは、いまいち盛り上がりに欠けるバレンタインデーですが、皆さんも今年はぜひ大切な人と一緒にこの味を試してみては? ちなみに、トーマス・ルーガー氏と「Chocolate & More」のクリスティーネさんは仲の良いご夫婦です。そんな2人が、愛情を込めて皆さんにお届けするチョコレート。バレンタインのご利益もきっとあることでしょう。
www.lauensteiner.de
www.chocolateandmore.de
※日本のテレビでのラウエンシュタインの紹介は2月上旬、朝日放送(テレビ朝日系)「おはよう朝日です」にて。関西在住の方はお楽しみに!
熱心にチョコレートを紹介してくれた
クリスティーネさん
2004年よりミュンヘン在住。主婦の傍ら、副業でWEBデザイナー。法律家の夫と2人暮らし。クラブ通い、ゴルフが趣味のおばさん。