直射日光がジリジリ照り付ける7月の第3日曜日、英国庭園内の裏千家茶室周辺で、在ミュンヘン日本国総領事館、独日協会、日本人会の3者共催による「第12回ヤーパンフェスト」が行われました。この日本祭りは、ミュンヘンの夏には欠かせないイベントの一つで、毎年日本人、そして日本ファンのドイツ人で超満員です。
日本祭りの旗
今回のメーンゲストは、外国での演奏経験を持つ4人の日本人女性によるフルートアンサンブル「リンクス(Lynx)」。日本が誇る宮崎俊作品のテーマの音色も素晴らしく、アニメオタクの私はうっとりと聴き惚れてしまいました。
リンクスの演奏
ほかにも、ミュンヘン日本人国際学校の生徒による表現ダンスや、ミュンヘン日本語補習授業校の園児・児童によるお遊戯、日本人会女声コーラス部の日本歌曲の演奏、マクシミリアンギムナジウムの日本語科生徒による日本語劇、アニメ好き有志のコスプレショーなど、多彩な演目だったのですが、残念ながらすべてを堪能することはできませんでした。なぜなら私たち親子は、日本の夏の風物詩「かき氷」を食べるために長蛇の列に埋もれていたからです。でも40分待った甲斐があって、久々に食べるシロップと練乳の味は格別においしかったです。
剣道同好会の実演
会場のあちこちで、合気道や剣道のような日本のスポーツ同好会や、茶道や和太鼓のような日本の文化同好会も、この日のために練習した成果を披露しています。「熱闘甲子園」並みのパ ワーに私はすごく感動していました。
また年々感じることですが、ヤーパンフェストでは、本当に多くのドイツ人のコスプレーヤーを見かけるようになりました。日本のアニメやコンピューターゲームのキャラクターに混じって、ロリータやゴシックの格好をしている人もいます。日本のアニメやファッションブームは、今後どのようになっていくのでしょうか。ますます目が離せませんね。
コスプレ出演者の出し物「セーラームーン」
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/