私の街のレポーター ミュンヘン München

ちょっと古い話ですが、今年の６月、日刊新聞ＴＺに「今夏のミュンヘンのトレンドはプラスチックシューズ、クロックス（ＣＲＯＣＳ）」という記事が大きく載っていました。なんでも、米ブッシュ大統領や他の有名人が履いているらしく、それが話題になってファッション雑誌に掲載され、注目を浴びたのがトレンドの始まりのようです。

私の目から見ると、まさにカラフルなトイレ用スリッパ。「ほんまにこんなシューズがはやってんのかいな？」と不思議に思っていると、なんと娘が通う幼稚園のクラスのお母さんがこのクロックスを履いているではないですか。思わず声をかけて感想を聞いたところ、「このシューズとってもいいわよー。穴が開いているから通気性に優れているし、べとつかないし、足のフィット感がたまらなくいいの。一度履くとやみつきになって手放せなくなるわよ」と大絶賛。そんなにいいのなら、私も履いてみたいと思い、先月半ばに２軒ほど靴屋を見て回ったのですが、在庫がなく、店頭に置いてあるサイズしかないと言われ、人気ぶりに仰天しました。

自分のサイズを求め、７月最後の土曜日に、もう一度同じ店に行ってみたのですが、まだ私のサイズは置いてありません。でも我慢できなくなった私は、一つ大きめのサイズを思い切って買ってしまいました。お値段は３９ユーロ５０セント。高いのか安いのか微妙ですが、やっと手に入れたクロックス。くつ下を脱いで早速履いてみました。 足の裏にあたる突起が気持ちよくって、すっぽりしっとり足を包み込む感じ。きゃー。足が喜んでる！一気にクロックスファンになってしまった私です。

なかなか流行が生まれないミュンヘンで初めて見る夏のヒット商品。クロックスブームがいつまで続くのか、興味深々です。