ジャパンダイジェスト

子ども向けイベント花盛り

ミュンヘンでは今年、初めて開催されるイベントが多いようで、子ども向けプログラムにも「第1回目」の文字がたくさん見られます。先日家族と一緒に行ってきた、ミュンヘン子どもと青少年博物館の「音の洪水からバッハになろう!(Vom Krach Zu Bach)」を紹介しましょう。博物館はミュンヘン中央駅のそばにあり、バイオリンやトランペットのような楽器に直接触れることができるなど体験学習ができます。実際にハープやコントラバスの弦に触れた娘は、顔が輝いていました。楽器の構造をスプーン等で具体的に解説した展示も子どもにとって大変わかりやすく、まるで魔法の世界です。4~6歳までを対象にした体を使ったリトミック劇もあり、子どもに「音楽との初めてのセッション」体験させる最高の機会ではないでしょうか。
www.kidimu.muc.kobis.de

コントラバス
見て、触って、感じて!

内部構造がわかるピアノ
内部構造がわかるピアノ

また7月20日には、子ども向け新聞「SPICKER」(KULTUR&SPIELRAUM E.V.発行)が初めてミュンヘンに誕生しました。読者対象は8~12歳。第1号として7万部が無料配布され、季刊発行の予定だそうです。子どもレポーターが編集に携わっているのが特徴で、記事の内容も「制服が導入されるといじめは防げるのか?賛成と反対の意見」等、子どもを持つ大人にも興味深い内容になっています(www.kulturundspielraum.de)。さらに「KIKS」といって、「第1回キンダーカルチャーサマー」が9月9日まで、オリンピック公園を中心に市全体で行われました。ミュンヘン市の新しいイニシアティブとして企画され、6~15歳までの子どもを対象に、9週間にわたり300種類以上のプログラムが提供されるなど、ミュンヘンは今、子どものイベント花盛りです。

ゲッベルみどり
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/
 
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