ドイツの女の子たちの間で、現在カリスマ的に人気なものと言えば「妖精プリンセス・リリフェー(Prinzessin Lillifee)」ではないでしょうか。わが家の5歳の娘も、もちろん大ファンです。
毎年キャラクターグッズが増え、売り上げもうなぎ上り。ついには、年間80回も公演されるミュージカルまで生まれてしまったのですから、リリフェー人気はとどまることを知りません。
大人気のキャラクターグッズ
欧州連合(EU)国内ではすでに20カ国で関連グッズが販売され、『リリフェー・マガジン』も発行部数20万部とのこと。今月にはなんと、日本にも上陸するそうです。販売元のシュピーゲルブルグ社の3階建てビルの建設が、群馬県高崎市で進行中だとか。
リリフェーは元々、ドイツの絵本の中のお姫さまで、著者のモニカ・フィンスターブッシュ(Monika Finsterbusch)が愛らしいイラストも描いています。最初の絵本は2003年にコッペンラート出版(coppenrath)より販売されました。現在では5冊が出版され、世界で20カ国語以上に翻訳されているそうです。
私がリリフェーに注目し始めたのは一昨年の後半のこと。子どものお友だちがリリフェーが描かれた水筒を持っていたのです。当時はまだ、水筒やリュックサック、文房具とグッズも少なかったのですが、昨年はあっという間に人気が出て、今ではリリフェーのキャラクターがプリントされていない商品はないと言っても過言ではないくらい、市場は成長し続けています。
ミュージカルの1場面
昨年12月、ミュンヘンで行われたリリフェーのミュージカルを観に行ってきました。リリフェーの衣装を着た女の子がたくさんいて、ライブで見るリリフェーにみんな興奮してすごい騒ぎでした。
リリフェーが付いているだけで女の子が飛びつき、グッズを買わされている親も多いことでしょう。お金がいくらあっても足りないと嘆いているのは、きっと私だけではないはずです。
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/