ジャパンダイジェスト

散歩するならOevelgönne

ドイツに来て嬉しいことの一つは、気軽にお散歩できる場所が随所にあるということではないでしょうか?ハンブルクは大都市にも関わらず水と緑が豊かで、美しい街として知られています。アンケートでも「住みたい街」の上位に入っているそうです。そしてこの街で人気のお散歩コースの一つが、エルベ川沿いにある「Oevelgönne」です。発音の難しいこの名前の由来は諸説あるようですが、その一つに「Übel gegönnt(悪意を持たれる)」から来ているというのがあり、その意味は「あまりにも美しい景観のため、付近の住民からねたまれた」だとか。これを聞いただけでも「行ってみたい」という気になるではありませんか。

帆船博物館に停泊している船
帆船博物館に停泊している船

Oevelgönneへ行くには、アルトナから112番のバスでNeumühlen行きに乗り、終点で降ります。Neumühlenにはこのほか、 Landungsbrucke nやFischmarktから62番の船で行くことも可能です(ハンブルク市交通の切符で乗船可)。バスを降りると、そこは帆船博物館。1800年代後半から1900年代初めころの古い帆船が川沿いに停泊しており、中を見学できるようになっている船や、レストランになっている船もあります。

Oevelgönneはエルベ川沿いに続く細い道で、元々は船員など船関係の人々の居住区でしたが、今は一般市民も住んでいます。所々に、元船長さん宅と思われる広いテラスのついた瀟洒な邸宅があったり、船員さんたちのかわいい家々が並んでいます。道を挟んでエルベ川側には庭があり、それぞれに手入れされて美しい佇まいです。歩行者天国ですから、年配の方や乳母車を押すお母さんたちが連れ立ってお散歩しています。お天気が良いと幼稚園児たちの遠足コースにもなるようで、一気に人口密度が高くなります。

細い散歩道がエルベ川沿いに延々と続く
細い散歩道がエルベ川沿いに延々と続く

豪華な邸宅が並ぶ
豪華な邸宅が並ぶ

住宅が途切れた後も散歩道はずっと続きますので、その日の気分でお散歩の長さを決めてくださいね。途中にオープンカフェなどもありますから、休みつつ行くのも良いかも知れません。お天気の良い日には、ぜひカメラ持参で出かけてみてください。

井野さん井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
 
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