ハンブルクと言えば、歓楽街レーパーバーンを思い浮かべる人も多いのでは?ビートルズ誕生の場所、軒を連ねるクラブ、女性の立ち入りが禁止されている飾り窓通りなど、その“魅力”はいろいろとありますが、その1つにレーパーバーンを拠点とするハンブルクのサッカーチームがあることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
ハンブルクのサッカーチームといっても、もちろんHSVではなく、現在ブンデスリーガ2部で活躍中のFCザンクト・パウリ。かつては1部でプレーしていたこともありますが、3部でくすぶっていたことも。しかしどんな時でも熱狂的な地元サポーターの支持を得ているチームです。そしてそんなサポーターの熱狂ぶりを示すのが、チーム“マスコット”の「髑髏(ドクロ)」。サポーター層は若者が多く、年配者でも全身タトゥーなど、ポップな方々が多いのも特徴です。
ドクロが目印のファンショップ
今回オススメしたいのは、ザンクト・パウリのファンショップ。小さなスタジアムの隣に、これまた小さなファンショップがあります。でも中に入るとびっくり。ドクロマークをプリントしたユニフォームやTシャツ、マフラーはもちろん、女性用の下着、愛犬用の首輪、子どものおしゃぶり、そしてオリジナルのたばこなど、ありとあらゆる商品が所狭しと並んでいます。
特にクリスマス前には、プレゼントを求める客で大賑わい。親子連れや女性のほか、ファッション性を求めて来るサッカーとは縁がなさそうなパンクファンなどが、グッズを手に吟味している光景も見られ、面白いです。最寄り駅は地下鉄U3のFeldstraße。
ちなみに、HSVのオフィシャルビールは日本でも有名な「ホルステン(HOLSTEN)」ですが、ザンクト・パウリのは「アストラ(ASTRA)」。こちらもあまり知られていないとは思いますが、歓楽のハートマークと港町ならではの錨(いかり)を用いた、これまたポップなラベルが目を引きます。レーパーバーンで飲むなら、こちらの“地ビール”も試してみては?
“地たばこ”を片手に。店員さんはみんな気さく
チームカラーは栗色(マフラー中央)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?