ジャパンダイジェスト

乗馬に挑戦!

ドイツで子どもたちに「好きな動物は?」と聞くと、意外と多い答えが「お馬さん!」。特に女の子たちの間で、馬の人気は高いようです。バービー人形にも乗馬シリーズがあり、乗馬服に身を包んだバービーが、颯爽と馬にまたがった状態でおもちゃ売り場に並んでいるのですから、女の子が憧れるのも無理はありません。また、日本の都会では生きている馬を間近に見るチャンスはほとんどありませんが、ドイツではごく身近に馬の存在があるということも人気の理由の1つでしょう。

ここハンブルクも、ドイツ第2の大都市とは言いながら、少し街の中心を離れると途端にのどかな緑の風景が広がり、牛、馬、羊がのんびりと草を食んでいる様子が見られます。日本で乗馬と言えば、「ごく一部の方々のぜいたくな趣味」という感じですが、ドイツではもっと一般的で、習い事の1つという感じです。もちろん自分の馬を所有するのはコストがかかるので大変ですが、ハンブルクには自分の馬を持たなくても乗馬を教えてくれる所がいくつかあります。今回は、そんな乗馬教習所の1つをご案内しましょう。

場所は、ハンブルクの西のはずれにあるズルドルフ(Sülldorf)。Sバーンの駅を降りて線路を渡り、北側に歩いて行くと、いくつもの牧場や農場があり、放牧されている牛や馬を見ることができます。近隣には、庭にミツバチの巣を置いて自家製ハチミツを直売している家やビオ製品のお店もあるので、小さいお子さんのいる家庭なら、ただのんびりお散歩に行くだけでも楽しめると思います。自分が馬に乗らなくても、レッスンを受けている人々(やはりほとんどが女の子)が通りを馬に乗って歩いているので、日常とは違った、なんだかウキウキした気分になります。

馬の背にまたがって、「はい、ポーズ!」
馬の背にまたがって、「はい、ポーズ!」

「乗馬に挑戦したい!」と思う方、なんと5歳から習えるそうです。もちろん大人もOK。最初は個人レッスン(1時間30ユーロ)で、慣れてきたらグループレッスン(1時間15ユーロ)に移行するとのこと。最初のレッスンに用意しなければならないものは、ヘルメットと1.5cm位のヒールの付いたブーツ、乗馬用のズボン(1回お試しだけのつもりなら必要なし)の3点。教習所のオーナーであるグリスマン氏いわく、「個人レッスンは英語でもOKですよ。お電話ください」とのことなので、ドイツにいる間に1度、乗馬に挑戦してみるのも良い経験になるのではないでしょうか?

乗馬教習所:H.W.Glissmann
住所:Sülldorfer Kirchenweg 246, 22589 Hamburg
電話:040-876770
HP:www.hw-glissmann.de

グループレッスンに出かける少女たち
グループレッスンに出かける少女たち

井野さん井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
 
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