ジャパンダイジェスト

ドゥックシュタイン・フェスティバル

会場は運河に架かる橋と橋の間という、運河の街ハンブルクならではのイベント「ドゥックシュタイン・フェスティバル」が開かれるという情報を入手し、どんな催しなのかも知らずに、出掛けてきました。後から調べてみると、ドゥックシュタインとはビール会社の名前で、同イベントはその会社がスポンサーとなり、水の多い北ドイツの諸都市で近年行われているストリート・フェスティバルとのこと。ハンブルクでは14回目となる今年のドゥックシュタイン・フェスティバルが7月22~31日、「運河の島(Fleetinsel)」と呼ばれるシュタインベルガーホテルとシュタットハウス橋の間で行われました。

パフォーマンスを眺める人々
パフォーマンスを眺める人々

今年のモットーは「芸術・文化・食」。運河に設置された水上舞台で、ポップやジャズなどの音楽ライブが日替わりで上演され、対岸や橋の上から鑑賞できるようになっていました。ゲストはドイツ国内のみならず、外国からも来ていたようです。

運河沿いのレストランやカフェでは、食事をしながら生演奏が聴けて、なんて贅沢・・・・・・と羨ましくなりました。水上舞台では、アルゼンチン・タンゴのショーもあったようです。

水上舞台以外にもパフォーマンス・スポットが2カ所あり、日替わりでさまざまなパフォーマンスが開催されるなど、今まで私が経験してきたストリート・フェスティバルよりも、パフォーマンスのプログラムが多いような印象を受けました。空中ブランコもあると聞いていたのですが、私が出掛けた日はアクロバットとコメディーを合わせたようなショーを、陽気なスペイン人が英語で披露していました。フェスティバルの開始は毎日夕方からでしたが、子どもたちも大勢来ていて、このパフォーマンスを観て楽しんでいました。後から調べたところ、ミニ・サーカスやお芝居、動物の芸など、実に多彩なプログラムだったようで、もし来年もこのフェスティバルが行われるなら、事前に下調べをして、狙いを定めてから出掛けたいと思います。

もちろん、「食」がモットーの1つということで屋台も充実。ファースト・フードだけでなく、しっかりお腹に溜まる食事も提供され、ベンチでゆっくりと食べられるようになっていました。この辺りもよくあるストリート・フェスティバルとは一味違う所ですね。日の長い夏の夕方に、このようなエンターテインメントが企画されていることを嬉しく思いました。

河上に設置された舞台と橋の上の屋台
河上に設置された舞台と橋の上の屋台

井野さん井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
 
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