ジャパンダイジェスト

中央駅で待ち時間を過ごすには? 本屋の一角におすすめコーナー

ドイツ国鉄で旅行する時、電車が遅れたりして、駅で長時間待たなければならなくなったという経験はありませんか? 電車で移動することが多い筆者は、よくこの憂き目に遭っています。最近はスマートフォンにドイツ国鉄のアプリを入れて、乗る予定の電車がどのくらい遅れて走っているかをチェックできるようになっているそうですが、駅で時間が余ってしまった時、皆さんはどのように空いた時間を使われるでしょうか?

幸いハンブルク中央駅にはヴァンデルハレ(Wandelhalle)と呼ばれるショッピングモールが入っているのでウインドーショッピングすることができますし、フードコートも充実しています。その中で、本屋の一角に、座って本が読めるコーナーがあることを発見しました。シュピタラー通り(Spitalerstraße)側からヴァンデルハレに入って来て、すぐ左手にあるPresse&Buchという本屋です。この本屋は2階建てになっていて、結構大きめの店舗です。駅構内だからなのか、本だけでなく、旅に必要なグッズなども販売されていて、外国人である私たちが見ても興味深いものが置いてあります。そして、2階へ階段を上がってまっすぐ行ったところ、ヴァンデルハレに面している一角に、お客さんのためにソファと椅子が用意されているのです。店舗から少し区切られて、照明なども自宅の居間やキッチンのような雰囲気に整えられています。ドイツ人が好んで使う単語「Gemütlich」(くつろいだ心地良い雰囲気)を心がけていることがうかがえました。しかも、そこには雑誌が数冊置かれていて、自由に読めるようになっているのです。さすがに、「すでに設置されている以外の本をお会計前にここで読むのはお控えください」とのことですが、カラー写真の多い雑誌が置かれているだけでも、とてもありがたいと思いました。ヴァンデルハレ側は、一面ガラス張りなので、通りゆく人々をゆったりと眺めることもできます。ただ飲食は禁止になっていました。また、この本屋の2階にはDHLサービス(郵便)も入っています。

居間のような空間に整えられた一角
居間のような空間に整えられた一角

駅側は一面ガラス張り
駅側は一面ガラス張り

そのコーナーから店舗側を見ると、普通の本屋です
そのコーナーから店舗側を見ると、普通の本屋です

ここは待ち合わせ場所としても使えると思いますが、中央駅内にはほかの本屋も入っているため、まだハンブルクに慣れていない方は間違えてしまう可能性がありますのでご注意ください。鉄道の時刻が正確なのが当たり前の日本から来た私たちは、遅れることが日常茶飯事のドイツの鉄道事情に戸惑うこともありますが、そのおかげで、このような新しく楽しい発見もありますから、良しとしましょう。


井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
www.nd-jcf.de
www.facebook.com/ndjcf

 
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