皆さんお元気でしょうか? 私はというと、9月にフロントエンドエンジニアに転職して早2カ月が経過しました。仕事にも慣れてきましたが、時間の過ぎる速さに驚いています。秋もだんだんと終わりに近づき、暗くなるのも早くなってきましたね。
そんな寒くて暗いドイツの冬といえば、クリスマスマーケット! と言いたいところですが、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ミュンヘンの今年のクリスマスマーケットは中止が決定……。私自身、ドイツの夜を照らすイルミネーションやマーケットの景色を眺めながらグリューワインで温まる時間が好きでした。今回はそんな昨年までの光景を振り返りながら、来年の予習としておすすめクリスマスマーケットを三つご紹介します。
中世風マーケットで乾杯!
まずは、オデオン広場から歩いて行けるヴィッテルスバッハー広場にあるクリスマスマーケット。マーケットのテーマが中世時代となっていて、飾り付けやスタッフの衣装も中世風でかわいらしいのが特徴。週末には騎士やジャグラーなどが登場するイベントもあり、子どもたちからも人気があるにぎやかなマーケットです。
ちなみに、皆さんはファイアーツァンゲンボウレ(Feuerzangenbowle)という飲み物をご存知でしょうか。グリューワインのカップの上に専用の台を置き、ラム酒に浸した砂糖をセット。その砂糖に火をつけて溶かしながら楽しむ飲み物で、個人的には「グリューワインの進化版」と勝手に呼んでいます。この中世のクリスマスマーケットで売られているファイアーツァンゲンボウレは別格で、写真のようにカップもがっしりとしたつくり。非常に迫力のある飲み物でした。
中国タワーでの演奏を楽しみながら
お次は、英国庭園内にあるクリスマスマーケット。中国タワーを囲むようにマーケットが展開されていて、比較的広く人混みもあまり感じずに過ごすことができます。また、カーリングやメリーゴーランドなどもあり、買い物だけでなくちょっとしたアトラクションが楽しめるのも魅力的。夜には中国タワー内からの演奏もあるため、華やかな音楽を楽しみながら乾杯できました。
最後にご紹介するのは、オクトーバーフェストの本拠地テレジーンヴィーゼで開催されるTollwood冬祭り。私が知る限り、このTollwoodがミュンヘン最大規模のクリスマスマーケットで、通常のマーケットに加えて、中に入れるテントがいくつも設置されています。テント内では、フードフェスティバルからライブ、のみの市などが開催。このように複数のイベントを楽しむことができ、まるで遊園地に行ったような感覚を味わえました。
Tollwood冬祭り
今年はクリスマスマーケットが開催されないのが非常に残念ですが、私は家でゆっくりグリューワインを飲もうと思います。記事内で紹介したファイアーツァンゲンボウレが気になる方は、家庭で楽しめるキットなども売っているので、ぜひ探してみてください。
2016年に新潟の大学院を卒業後、ドイツ人の恋人ケイトを追いかけ、ミュンヘンに移住し、結婚。「人生は冒険だ」をモットーに、夫婦の日常生活や海外旅行の様子を発信しています。
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