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よさこいで笑顔を届ける 10周年を迎えた「轟」の想い

シュトゥットガルトから活動を始めた、よさこいグループの「(とどろき) Todoroki Yosakoi」。ドイツをはじめオランダや米国など、世界各地に住む約40名のメンバーが在籍しており、2023年1月には結成10周年を迎えました。年齢も国籍もさまざまなメンバーには、よさこいダンサーだけでなく尺八や太鼓の奏者、歌手などもいて、個々が持つタレントを集結させたステージは絶大なインパクトです。

「轟」という言葉には「その名を広く世に知れ渡らせる」という意味がありますが、彼らはよさこいを通して「日本文化を広く世界に紹介し、海外に住みながらも日本の文化を大切にしたい。欧州をはじめ世界中でよさこいを披露して、笑顔とパワーを届けたい」という強い思いをもって活動しているそうです。また、「車」という漢字を三つ合わせた「轟」というグループ名は、シュトゥットガルトが世界に誇る自動車ブランドであるダイムラーとポルシェ、そして日本の車産業を意識して選んだといいます。旗やTシャツにプリントされたロゴマークは、シュトゥットガルト日本人会の会長でもある陶芸家の 古嵜 (こざき) 寛志 (ひろし) さんの書です。

今年7月16日(日)、シュトゥットガルト市庁舎前広場にて国際交流イベント「Sommerfestival der Kulturen 2023」が開催され、轟はそこで2曲を披露。大きな拍手と歓声で会場を沸かせました。キレの良い踊りだけでなく、笛や鳴子、太鼓の音、そして元気な掛け声が会場に響き渡ります。観客席の最前列では、熱狂的なファンと思われる数名のドイツ人が踊っていて、彼らの「轟愛」には私も圧倒されてしまいました。日本人だけでなく多くのファンを持つ轟は、今年5月にデュッセルドルフで行われた「日本デー」をはじめ、ドイツ最大級のアニメ・ジャパンエキスポの「DoKomi」、フランスチームとコラボで出演した「Japan Expo Paris 2022」など、大きなイベントにも多々出演しています。「轟」のウェブサイトから、これまでに行われたパフォーマンスの数々を見ることができます。

7月16日の迫力あるステージの様子7月16日の迫力あるステージの様子

Japan Expo Paris 2022での公演Japan Expo Paris 2022での公演

10年という節目の年を迎え、轟では今後はさらにメンバーを増やし、活動を広げていきたいと意気込んでいるそうです。現在は、シュトゥットガルト、ヴュルツブルグ、アーヘン、デュッセルドルフ、マーストリヒト(オランダ)の5都市で対面レッスンをしており、体験レッスンも開催予定とのこと。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

DoKomi会場にてパフォーマンス後の記念撮影DoKomi会場にてパフォーマンス後の記念撮影

轟のインスタグラム:@todoroki.yosakoi
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グリュッツマン 貴子( たかこ )
おんせん県出身。ドイツ人の夫と、二人の子どもと日独いいとこどりの暮らし。趣味は、( こうじ ) を醸して発酵調味料を手作りすること。世界各地に住む日本人の醸し人仲間たちと共に、糀の可能性を研究する「伝統食クリエイター」としても活動。台所はいつも実験室のようになっている。

 
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