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チョコのルーツを体験できる!ミュージアム「Chocoversum」

チョコレートはお好きですか?疲れたときなど、ふと口に入れたくなりますよね。甘くちょっとほろ苦い味が広がって、とっても幸せな気分になります。ドイツでもちょっとした感謝を表すのによくチョコレートを贈りますが、それほど生活に浸透しているチョコたちのことを、実はあまり知らないのではないでしょうか。今回、大好きなチョコのことを楽しくおいしく学べるミュージアムに、チョコ好きおばさん3人で行ってきました。

チョコミュージアムの入り口!チョコミュージアムの入り口!

「Chocoversum」ことチョコレートミュージアムは、ブレーメンのチョコレートメーカーの老舗、Hachez(ハシェ)が2011年にここハンブルクで開いたのが始まり。原材料であるカカオ豆からチョコレ-トが完成するまでの過程を、ガイドさんによるツアーでたどることができます。ツアーの始まりであるミーティングポイントには、高さ1.43メートルのチョコの泉があります。まずはここで、とろとろ流れているチョコをワッフルに浸して試食!チョコでべとべとになった指を舐めながら、次の部屋に進みます。ここではカカオの実について説明があり、実際にカカオの実を割って、中のカカオ豆を試食しました(ちょっと酸っぱい味がしました)。

古い機械の説明をするガイドさん古い機械の説明をするガイドさん

さらに別の部屋では、カカオの原産国とその栽培方法、ハンブルク港まで船で運ばれる過程などについて詳しくパネルを見ながらの説明があります(ガイドさんのお話がとても上手!)。チョコレートにまつわる負の歴史、すなわちかつて奴隷が労働力として使われていたこと、現在も非常に低い賃金で現地の人が生産に携わっているなどの問題点についての話も。フェアトレードのチョコを選ぶことの重要性について考えさせられました。初めて知ったのですが、ハンブルクはカカオ豆の年間輸入量がドイツでは1位、欧州ではアムステルダムに次いで2位。実はチョコレ-トの首都ともいわれているそうです。

マイチョコ完成!マイチョコ完成!

お勉強の後は、チョコの手作りワークショップ。セミビターチョコかミルクチョコを選び、シリコンの型にチョコを流し込みます。お好みに合わせてトッピングを選んで飾り付け、冷蔵庫に入れて冷やしました。チョコが固まるまでの間は、歴史的な古い製造機を使ってチョコレートが製造される過程を見学します。その過程ごとに、さまざまな段階のチョコの試食もありました。

最後に、完成した自分だけのチョコを受け取って、チョコレートの旅はおしまいです。90分の甘~いチョコツアー、ぜひ体験してみてください!

Chocoversum:https://chocoversum.de

岡本 黄子(おかもと きこ)
ハンブルグ郊外のヴェーデル市在住。ドイツ在住38年。現地幼稚園で保育士として働いている。好きなことは、カリグラフィー、お散歩、ケーキ作り、映画鑑賞。定年に向けて、第二の人生を模索中。

 
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