ジャパンダイジェスト

ガスタイク市民図書館が土曜日も利用可能に

秋晴れの10月6日、娘を連れてガスタイク(Gasteig)にある市民図書館の記念パーティーに参加しました。土曜日も利用可能になったことを祝うために、ピエロが風船で人形を作ったり、フラメンコやドイツ人バンドの生演奏があったり、本のオークションまで開かれたりして、趣向を凝らしたプログラムに大勢の訪問者が酔いしれていました。

フラメンコ
導入された貸出専用自動機

この市民図書館は1984年に設立された複合文化センター「ガスタイク」の中にあり、4階建ての館内には25万冊以上もの蔵書があります。ドイツ最大の音楽図書館、子どもと青少年中央図書館、郵便切手研究専門図書館、メディア記録保管所に分かれていて、ミュンヘン在住者に開放されている憩いの場でもあります。本だけでなく、新聞や雑誌、CD、DVD、ビデオ、楽譜が借りられるのも魅力です。また複合文化センター内には、ミュンヘン・フィルハーモニー・オーケストラの本拠地もあり、大小のコンサートホールやさまざまな語学や文化教室が楽しめる市民大学(Volkshochshule)もあります。

図書館員の一人に、土曜日オープンの理由を尋ねてみたところ、「貸出専用自動機が誕生したから」との説明を受けました。昨年2月に図書館に導入され、飛躍的な効果をもたらしたそうです。今年の9月に子どもと青少年図書館にも導入されたのを機に、10月から週6日オープンになったのです。この機械は本当に便利で、利用者カードをスキャンさせて借りたい本をマシーンの前に置けば、1秒後には本やCDのタイトルが画面に表示されます。その後、貸出期間が印刷されている領収書を発行させれば貸出完了です。返却も図書館の外側に設置されている返却専用自動機を利用すると、いつでも返却できます。

貸出専用
導入された貸出専用自動機

ゲッベルみどり
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/
 
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